１１日午前１０時ごろ、大津市栗原の空き地で、仏具などを燃やしていた堺市の男性僧侶（７０）から「山林に火が燃え移った」と１１９番があった。周囲の山林など約３９００平方メートルが焼け、約２時間後に消えた。 滋賀県警大津北署などによると、空き地は僧侶が所有。僧侶は「新型コロナウイルスの影響で寺の行事がなくなり、いらなくなった仏具を供養のため燃やしていた」などと話しているという。同署は森林法違反（森林失火）の疑いもあるとみて、事情を聴いている。

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河村名古屋市長（右）と大村愛知県知事（C)朝日新聞社 本誌が入手した偽造署名簿 愛知県の大村秀章知事のリコール署名活動の問題で、愛知県警の捜査が進むが、偽造署名の真相は今も判然としない。 【独占】本誌が入手した偽造署名簿 その中で、注目されているのが、リコール署名活動の事務局長だった元愛知県議員の田中孝博氏である。 リコール署名活動は美容整形外科医として有名な高須克弥氏と名古屋市の河村たかし市長が主導した。しかし、高須氏は記者会見で「私は表に出て、河村市長と活動をした。事務的なことは全て事務局長の田中さんに任せていました」と説明。その結果、署名数は足りず、リコール不成立だった。その上、偽造署名簿を作成して、愛知県選挙管理委員会に提出したという疑惑まで浮上している。 本誌は佐賀市で作成されたとされる偽造署名簿のコピーを入手した。 ＜大村知事のリコールを私たちは求めます＞ こうしたキャッチコピ

２０１９年の台風１９号で被災した上田電鉄別所線（上田市）が全線開通する２８日、地元の塩田まちづくり協議会は別所線の駅などでオリジナル手旗を無料で配り、電車に向かって一緒に振るイベント「別所線が全線開通みんなで応援しよう」を開く。同線の赤い鉄橋「千曲川橋梁(きょうりょう)」の一部崩落以降、復旧を心配…

市民指摘で差し替え　氷見市が作成した自転車観光の動画に道交法違反の可能性があるシーンがあることが分かった。市は九日から公開を停止し、十日に修正した動画に差し替えた。十日の市議会産業建設委員会で稲積佐門委員（自民同志会）がただし、市側は陳謝した。 動画は、春のシーズンにサイクリング環境の良さをＰＲしようと、市が委託制作した「氷見サイクルツーリズム入門編」（二分二十五秒）。女性二人がレンタサイクルで景勝地の海岸などを巡るシーンで、同市島尾の自転車専用道路を並走する姿が映る。道交法は定められた場所以外の「並進」を禁じている。 市によると、九日に市民から指摘された。動画は市漁業文化交流センターのシアターで六日から上映し、市のホームページでも公開していたが、指摘を受け、一時非公開とした。同時に委託制作した総集編は公開している。

名張市赤目町一ノ井の「伊賀一ノ井松明（たいまつ）講」は十日、奈良・東大寺にたいまつ材を寄進する伝統行事の準備が整ったことを、地元で伝統の創始者とされる「道観（どうかん）長者」の記念碑に報告した。今年は新型コロナウイルス感染症への警戒から恒例の十二日には運ばず、東大寺の重要行事である「お水取り」が十四日に終わるのを待って日程を調整する。...

犬山市で江戸時代から続く犬山祭を取り仕切る祭保存会は十日、四月に予定していた車山（やま）巡行を昨年に続き中止すると発表した。新型コロナウイルス感染防止のため。...

知立市は十日、知立神社と周辺で五月二、三両日に開かれる祭礼「知立まつり」の花車巡行・奉納の中止を発表した。新型コロナウイルス感染防止が理由。...

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再審待つ袴田さん、８５歳に　姉の秀子さん「明るくなった」 旧清水市（静岡市清水区）で１９６６年に一家４人を殺害したとして死刑が確定し、裁判のやり直し（再審）を求めている袴田巌さん（８５）＝浜松市中区＝が１０日、８５歳の誕生日を迎え、姉の秀子さん（８８）と暮らす浜松市中区の自宅で支援者から祝福を受けた。最高裁が２０２０年１２月に再審開始を認めなかった東京高裁決定を取り消し、審理を高裁に差し戻す決定をして以降、袴田さんの様子に変化が表れている。 花束を受け取り、ほほえむ袴田巌さん（手前右）。後列左は姉の秀子さん＝１０日、浜松市中区 袴田さんは街歩きを日課にしてきたが、最高裁の決定後は車で物見遊山に出掛けることが増えた。１月中旬からの１カ月間だけでも計１７日に上る。「世間の声が『頑張ってね』から『良かったね』に変わったことに、うんと反応している」と秀子さん。「巌は明るくなってきた。せめて健康で長

岐阜県恵那市の第三セクターが運営する同市明智町のカフェ兼土産品店「大正村浪漫亭」は１０日、第三セクターの同町の明知鉄道明智駅構内で、市ゆかりの戦国武将明智光秀の「お誕生日会」を開いた。 　光秀の家系、出身地は諸説があるが、同町の明智光秀産湯の井戸の看板には「伝承によれば明智家１１代光秀は、１５２８...

【読売新聞】　愛知県の大村秀章知事は１０日の記者会見で、名古屋市の河村たかし市長が衆院議員時代から国会議員年金の廃止を訴えていたのに実際は受給していたとして、「政治家の資格に欠ける。今すぐ辞職すべきだ」と批判した。 議員年金を巡って

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今秋奥能登芸術祭へ 珠洲７小中の児童生徒　珠洲市で九月四日〜十月二十四日に開催予定の「奥能登国際芸術祭２０２０＋（プラス）」の作品制作の一環で、市内の七小中学校の児童生徒が、メッセージを添えた風船を飛ばすプロジェクトに参加している。「偏西風」と題し、到着地点を集計して地図上に示すマップアートとして仕上げる。一日から始め、十日までに新潟県佐渡島（佐渡市）などから九通の返信があった。　（加藤豊大） 五日は、若山小学校の全校児童三十三人が、色とりどりの風船を一斉に上空に飛ばした。名前や自身の似顔絵を描き、「そちらの天気はいかがですか」などとメッセージを添えた返信用はがきを取り付けた。二年生の中川大成君（８つ）は「遠くまで行って新しい友達に届いてほしい」と話した。 作品は、環境をテーマに制作を手掛ける磯辺行久さん（東京）が企画し、七校の計四百四十四人が参加。珠洲上空を吹く風の流路を目に見える形にし

旧清水市（静岡市清水区）で一家四人が殺害された強盗殺人事件で死刑が確定し、再審請求中の袴田巌さんが十日、八十五歳の誕生日を迎えた。浜松市中区の自宅には支援者七人が集まり、姉の秀子さん（８８）とともにケーキや花束を贈って祝った。 袴田さんは頬をゆるませて喜びつつ、「どこまで頑張れるか」と語った。散策が日課だったが、昨年末ごろからはドライブに出掛けたがることが増えたという。秀子さんは「保釈されてから七年。最初と比べるとだいぶ明るくなった。これからも巌の希望に添って生きていきたい」と語った。 事件は一九六六年に発生。袴田さんは八〇年に死刑判決が確定し、二〇〇八年に第二次再審請求を申し立てた。一四年に静岡地裁が再審開始を認め、袴田さんを釈放。一八年六月に東京高裁が地裁決定を取り消したが、昨年十二月、最高裁が高裁に審理を差し戻す決定をした。東京高裁、弁護側、検察側の第一回三者協議が二十二日に開かれる

旧国鉄時代に製造された１８５系電車による特急「踊り子」が十二日に定期運用を終えるのに合わせ、伊豆急行（伊東市）が、記念乗車券を発売する。同日から通信販売、四月十七日から一部の駅で販売を始める。計五千部の限定。 伊東−伊豆急下田駅間を八区間に分けた硬券乗車券八枚と、各区間で撮影された「踊り子」の写真をあしらったポストカード八種類をセットにして販売する。さらに乗車券とポストカード、二月に限定販売した記念自由席特急券をまとめて収納できる特製アルバムもプレゼント。アルバム表紙は緑地に「踊り子」の車体前面を金色で描いたデザインとなっている。

日本海や日本近海の太平洋の水深二〇〇〜五〇〇メートルに生息する深海魚サケガシラが、浜名湖で発見された。五日から六日にかけての深夜、浜名湖南部でシラスウナギ漁をしていた漁師の網に入っていた。浜名湖での確認は初めてとされ、浜松市西区の浜名湖体験学習施設「ウォット」が標本処理し来月中にも展示する。 発見されたサケガシラは体長一・一メートル、重さ一・五キロ。銀白色をした角張った細長い体で、深海の暗い環境に適した大きな目や、餌を捕食するために口先が伸びるのが特徴。近縁種のリュウグウノツカイに似た形をしている。 ウォットの飼育スタッフ大竹純也さん（３１）は「漁師が発見した時には死んでいたが、状態は良く、生きたまま湖内に入ってきたと推測される。浜名湖で発見されたことのない魚なので驚いた。珍しいです」と話した。

静岡大教育学部塩田真吾准教授（３９）の研究室と一般財団法人「ＬＩＮＥみらい財団」は、災害時などに会員制交流サイト（ＳＮＳ）で流れるデマとの向き合い方をゲーム形式で学ぶ教材「情報防災訓練」を共同で開発し、ホームページで無料公開を始めた。合言葉は、誰が、いつ発信したか、複数の情報かを確認する「だいふく」。十日には同大教育学部付属島田中学校（島田市）で教材を使った体験型講座が卒業前の三年生百八人を対象に開かれた。　（大橋貴史） 東日本大震災では「外国人による犯罪が横行している」、二〇一六年の熊本地震では「動物園からライオンが逃げた」、コロナ禍ではトイレットペーパーが品不足になるなどのデマが拡散。悪意なく差別に加担し、社会問題となる場合もある。 情報防災訓練は災害時にデマに流されて「リツイート」などで拡散する側に回らず、情報を見極める力を養う。具体的には、誰が、いつ発信したか、複数の情報かを確認す

田園が広がるのどかな土地の一軒家に、「南の島音楽教室」の看板がかかる。名張市上小波田の中嶌聡子さん（４３）がピアノ教室を始めて七年がたった。

関ケ原町の岐阜関ケ原古戦場記念館の一階ロビーで、織田信長が明智光秀を接待役に命じ、徳川家康らをもてなした際の献立を再現した食事が展示されている。アワビやワタリガニ、タイなどの高級食材を使った計三十三品の料理のレプリカが並び、来館した歴史ファンを楽しませている。　（成田はな）...

日本将棋連盟のプロ養成機関「奨励会」を勝ち抜き、県出身では三十五年ぶりのプロ棋士となる高田明浩さん（１８）＝各務原市鵜沼朝日町＝が十日、同市役所を訪れ、浅野健司市長に喜びを報告した。 高田さんは「初段から二段に昇段するまで一年半以上時間がかかったが、（地元の）友人や家族の支えで克服できた。これからも応援に感謝して頑張りたい」と報告。同じ東海地方出身の藤井聡太二冠（愛知県瀬戸市）とは同い年。色紙に「東海で藤井二冠の次に活躍する棋士になる！」と記し、浅野市長に贈った。

２０１８年に行われた「とうほくのこよみのよぶね」。幻想的な光景を前に、人々が祈りをささげた＝岩手県釜石市の根浜海岸で（こよみのよぶね実行委員会提供） 東日本大震災の発生から丸十年にあたる十一日、大きな津波被害を受けた岩手県釜石市の海に、「３・１１」と数字をかたどった巨大なあんどんが浮かぶ。岐阜市の冬の風物詩「こよみのよぶね」の“東北版”で、震災直後から各地で犠牲者への追悼のために開催。地元の人々からは「直視できないでいた海に明かりがともされることで、初めて気持ちが整理できた」と感想が寄せられるなど、被災地の人々の心を優しく照らしている。　（形田怜央菜） こよみのよぶねは毎年冬至の夜、干支と「１」〜「１２」の数字をかたどったあんどんを作り、十三隻の鵜飼観覧船に載せて長良川に浮かべる。岐阜市出身のアーティスト、日比野克彦さんが考案し、二〇〇六...

洋菓子製造のユーハイム（神戸市）は１０日、「食の未来」をテーマに名古屋・栄で４日開業した複合施設「ＢＡＵＭ　ＨＡＵＳ（バウムハウス）」を報道関係者に公開した。１階のカフェでは人工知能（ＡＩ）を搭載したオーブンが焼くバウムクーヘンを提供。食に関連したスタートアップ企業の支援組織の拠点も入る。 ＡＩ搭載のオーブンは同社などが開発し、導入するのは初。職人の生地の焼き具合を画像センサーで解析し、技術を学習させた。バウムクーヘンの価格は３８５円から。１階には、素材にこだわったスープや総菜を提供する店、パン店なども入居。持ち帰りにも対応する。支払いはキャッシュレスの決済機を４台設け、現金は扱わない。

県は、良好な景観づくりに貢献する建築物を表彰する第二十八回愛知まちなみ建築賞の大賞に岡崎信用金庫城下町支店（岡崎市）を選んだ。大賞を含めた七件の受賞作品を県公園緑地課のウェブページで紹介している。 岡崎城の南西にある岡崎信金城下町支店は二〇一六年の建築で、八方をガラス張りにした開放的なデザインが特徴。中央に受付窓口などの営業フロアがあり、外周に客用のベンチやギャラリースペースを配置した。夜間は建物内を点灯し、「街をやさしくともす行灯（あんどん）」を目指したという。

名古屋・名駅のシンボルのナナちゃん人形が十日、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の女性キャラクター「式波・アスカ・ラングレー」に姿を変えた。二十三日まで。 赤いプラグスーツを着用し、髪形も茶色の長髪に様変わりしている。映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開に合わせ、名古屋鉄道が企画した。人気アニメキャラの登場に幅広い世代の通行人が足を止め、写真撮影を楽しんでいた。 名鉄は併せて、名鉄百貨店メンズ館一階に期間限定ストアを開設。キーホルダーやマフラータオルなどの関連グッズを四月六日まで販売する。このほか、名鉄名古屋駅や中部国際空港駅（常滑市）に、エヴァンゲリオンのキャラや名古屋弁にアレンジ...