高齢者を対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種で、愛知県半田市は11日、電話がつながらなかったり、パソコンに不慣れだったりして予約が取れない状況を解消しようと、市内6カ所に専用会場を設置し、職員が接種対象者に代わってその場で予約を取る「出張予約受付」を16日から実施すると発表した。 市保健センターによると、会場は市内小学校のうち6校の体育館。各校にタブレット端末5台ずつを配置し、センター職員ら8人を派遣する。接種対象者、もしくは同一世帯の対象者(夫婦、きょうだいなど)が会場で希望日時などを伝えれば、職員が端末を操作して予約システムにアクセスし、接種対象者に代わって予約する仕組み。実施日は今月16日~6月13日の間の6日間で、混雑緩和のため、年齢によって日程を振り分ける。 市は、4月12日に電話とウェブで予約の受け付けを開始。市民から「電話がつながらない」「ウェブ予約の仕方が分からない」