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自民党の塩谷立衆院議員（静岡8区）と片山さつき参院議員（比例）が大型連休中、浜松まつり（3～5日）に参加していたことが12日、毎日新聞の取材で明らかになった。今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、東京都を含む緊急事態宣言発令地域からの参加が禁止されていた。両氏は浜松市内に事務所を置いているが、現在は国会の会期中。 浜松まつりは勇壮なたこ揚げで知られ、例年100万人以上の観客が見物する。昨年は中止されたが、今年は、無観客で開催▽夜間の屋台引き回し中止▽たこ揚げ会場での飲食禁止――などの制限を設け、開催した。

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前滋賀県知事の嘉田由紀子参院議員（無所属、滋賀選挙区）が四月、親権を巡るオンラインの集会で、県内にある家庭内暴力（ＤＶ）被害者らの一時保護施設（シェルター）の所在地の特定につながる情報を明かしていたことが、関係者への取材で分かった。 シェルターの所在地は被害者保護のため、施設を運営する自治体などが秘匿しており、発言は被害者を危険にさらす恐れがある。発言は一時、動画投稿サイトのユーチューブに掲載されて広く閲覧できる状態になっていた。県が嘉田氏の事務所に対応を求め、削除された。...

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一宮市神山一のデジタル造形会社「Ｂｆｕｌｌ（ビーフル）」が、会食中に飛沫（ひまつ）の拡散を防ぐ、紙製の使い捨てマスクを開発した。着けたまま口元で上げ下げして食事することができ、「マスクの着脱を気にすることなく、会話や飲食を楽しめる」とＰＲ。二十日の発売に向け、同社のネットショップで予約を受け付けている。...

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一九六四（昭和三十九）年に開催された東京五輪の様子を振り返る企画展が一日、福井市大宮二の県立歴史博物館で始まった。六月十三日まで。...

新型コロナウイルス感染防止策として県が、マスク会食などを徹底した店舗に対し、十万円の奨励金を支給する方向で調整していることが分かった。県の一般会計五月補正予算案に関連事業費として四億六千万円を計上する方針。 県によると、県内で四月に確認された感染状況を分析したところ、全体の８５％はマスクなしの会話が原因とみられた。県は、飲食店への奨励金導入により、感染防止と経済再生の両立を図りたい考え。

諏訪大社御柱祭を来年に控え、下社御柱用材の伐採が十日、下諏訪町の東俣国有林内であった。入山者を最小限にし、木遣りを見送るなど新型コロナウイルス対策を徹底する中で、モミの巨木を無事に切り倒した。下社の大総代でつくる「御柱祭下社三地区連絡会議」の北村卓也会長（６７）は「歴史上まれにみる伐採になったが、来年の祭りへ良いスタートを切ることができた」と話した。　（倉形友理）...

和船で天竜川を下りながら、太鼓と笛、書のパフォーマンスを鑑賞する公演「天龍峡でアート」が九日、飯田市の名勝天龍峡の港を出発する「天龍ライン下り」のコースで開かれた。出演者も船上という新たな試みで、音色が新緑の渓谷美に染み入り、観客を魅了した。...

伊那市は、南アルプスがデザインされたマンホールふたの写真を載せた「マンホールカード」を作った。四月二十五日から同市長谷の道の駅南アルプスむら長谷で二千枚を無料配布したところ好評で、既に在庫切れ。夏ごろまでに配布を再開したいとしている。...

南箕輪村の「道の駅大芝高原」は十日、上伊那地域産食材を使ったオリジナル商品「おもてなしプリン」の通販サイトを開設し、六種類を販売し始めた。道の駅を運営する村開発公社の原賢三郎副支配人（４３）は「コロナ禍で実際に足を運べない人にも上伊那産食材のおいしさを味わってほしい」と願う。 プリンは、道の駅がオープンした二〇一八年から村内の入浴施設「大芝の湯」などで販売を開始。地元の若手酪農家がつくる「酪農家のおもてなし牛乳」と伊那市産の卵を使う。地元産食材を組み合わせたり、地元企業とコラボしたりしながら、計六万個以上を売り上げている。

元大リーガーのイチローさんのものまねで知られる飯田市出身の芸人ニッチローさん（４２）と市内の企業が、焼き肉のたれ「飯田焼肉のたれだら」を共同開発した。県内の小売店などで販売している。同市は人口１万人当たりの焼き肉店舗数が全国の市で最も多く、ニッチローさんは市の焼肉大使も務める。「きたるリニア中央新幹線時代に、焼き肉で地域を盛り上げたい」と意気込んでいる。 ニッチローさんと共同開発したのは、みそ・発酵食品製造の「マルマン」、そうざい製造の「ちさと東」、デザイン事業や飲食店経営を手掛ける「ｔｒａｃｋｗｏｒｋ（トラックワーク）」の三社。

湖西市は十一日、新型コロナウイルス対策本部会議を市役所で開き、十二日から市独自の感染拡大緊急警報を発令すると発表した。大型連休明けに市内で感染が急拡大しているのを受けた措置。期間は隣接する愛知県の緊急事態宣言の発令期間に準じ三十一日まで。 市内の十一日時点の累計感染者数は、浜松市発表分を含めて百十一人。連休明けの八日ごろから増え、十一日までの一週間で二十一人に上っている。人口十万人当たりでは三十五人を超えており、今年一月を超えるペースとなっている。 市民の感染防止対策の徹底のほか、うわさや誹謗（ひぼう）中傷をやめることも求める。飲食店への時短要請などは当面、行わない。影山剛士市長は「改めて緊張と危機感を持ってもらいたい。状況が悪化した場合は、時短要請を含めて臨機応変に対応する」と話した。

浜松市は、市内の４分の３ほどの小中学校で導入されている「持参米飯（じさんべいはん）」を来年３月に廃止する。週１回、白米だけを児童、生徒が持って登校し、おかずは学校で出される全国的にも珍しい給食で、１９７８（昭和５３）年から４０年余りにわたって続いてきたが、保護者の負担軽減などのため終止符を打つ。１１日の市議会市民文教委員会で市側が明らかにした。 市教委によると、持参米飯を実施しているのは全１４６校中、市町村合併前の旧浜松、浜北市、雄踏町にある１１０校。全国学校給食会連合会によると、７６（同５１）年、余りがちになった米の消費を増やすことも目的の一つとして、パンが主流だった学校給食に米飯給食を導入。こうした流れを受け、浜松市では７８年に持参米飯が導入されたという。 市教委は、朝に米を炊くことで子どもが朝食を抜くのを防いだり、親子のコミュニケーションを促したりできると説明。給食の主食費を抑えるこ

新型コロナウイルスワクチンの集団接種予約を七十五歳以上の高齢者を先行してスタートした袋井市は十一日、市内十四のコミュニティセンターを巡回し、対面方式の予約受け付けを始めた。 市はこれまでインターネットの専用サイトとコールセンターへの電話により予約を受け付けていた。高齢者の中にはパソコンやスマートフォンの扱いに不慣れな人もいるため、専用サイトなどに加えて、地域の施設で対面でも予約を受け付けることにした。 初日は袋井西、高南の両コミュニティセンターで実施。袋井西で午前、高南で午後、それぞれ二時間ほど受け付けを行った。近所の友人と二人で訪れた七十八歳の女性は「簡単に予約ができて助かった」と話していた。

県は十一日、新型コロナウイルスの感染防止対策に取り組む飲食店を認証し、ステッカーを交付する制度「あんしん　みえリア」を創設し、申請の受け付けを始めたと発表した。 認証の基準は、各業界のガイドラインに沿った国の基準案をもとに県が一部を追加して作成した。全ての飲食店が守る必要があるのは「対人距離の確保を行っている」「従業員の緊急連絡先を把握する」など三十八項目に上る。 推奨するのは、二酸化炭素濃度計の導入など七項目。カラオケボックスに求めるのはマイクの消毒など六項目、接待を伴う飲食店に求めるのはダンスの自粛など四項目。宅配専門店やキッチンカーなどは認証の対象外とした。申し込みは郵送か電子申請で。...

新型コロナウイルスワクチンの接種予約を電話で受け付けるため、鈴鹿市が業者に委託して設けたコールセンターへの通話料を巡り、予約を希望する市民から批判が相次いでいる。電話サービス「ナビダイヤル」を採用しているため、オペレーターの応答を待っている間も課金されるからだ。予約が殺到する中、想定外の出費も強いられ、不満が渦巻いている。 コールセンターは業務委託後の三月二十二日に開設され、四月二十六日から電話予約を受け付けている。市によると、業者の説明では開設先は鈴鹿市以外の県内に十五回線を用意し、同数のオペレーターが配置されているという。

長良川鵜飼の開幕を前に、岐阜市の鵜飼観覧船乗り場で十一日、新たに造られた観覧船「蒼雲（そううん）丸」の進水式が行われた。 新型コロナウイルスの終息を願い、新造船の名は、雲（困難）の先には青い空（明るい未来）が待っているという意味の「雲外蒼天」を由来とした。二十人乗りで、飛沫（ひまつ）防止パネルを設置している。式では浅井文彦副市長が除幕し、名前を披露した。進水式の前には安全祈願祭もあった。 新型コロナの影響で、長良川鵜飼は昨年に続いて十一日の開幕が延期となった。六月一日に開幕する予定。鵜匠代表の杉山雅彦さん（６０）は「二年続けての開幕延期は残念だが、命を守る方が大事。いつでも始められるように準...

十二日から県内に発令される三度目の緊急事態宣言では、飲食店以外にも百貨店や大型商業施設、映画館などに時短営業が要請される。大型連休中に東京や大阪など宣言対象地域の四都府県で実施されたような百貨店や映画館への休業要請はないが、幅広い業種で夜間の営業が制限されることになる。 午後八時までの時短営業が求められるのは、百貨店、ショッピングセンター、家電量販店、パチンコ店、スポーツクラブ、スーパー銭湯など。百貨店や商業施設の生活必需品売り場は除く。映画館や劇場、演芸場は、上映や公演を午後九時までに終えるように要請される。

県議会は十一日、臨時会を開き、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場の設置費用など約六百五十一億円の補正予算案を可決した。県は議案質疑の中で、県営名古屋空港ターミナルビル（豊山町）と藤田医科大病院（豊明市）に設ける大規模接種会場で、二十四日の接種開始から九月末までに計約十九万五千人に接種するとの見通しを示した。 日比雄将議員（新政あいち）らの質問に答えた。県によると、名古屋空港で最大十三万人、藤田医科大病院で同六万五千人に接種する。名古屋空港の会場は、県がんセンターなどから派遣された医師二十四人、看護師十六人、薬剤師八人の体制を想定。藤田医科大病院の会場は、同病院スタッフが担当する。

設楽町清崎で建設が進んでいた「道の駅したら」が完成し、十一日に内覧会があった。十三日正午に営業を開始する。町観光協会や町の郷土史料を集めた奥三河郷土館を移転併設したほか、日本酒「蓬莱泉（ほうらいせん）」で知られる同町田口の関谷醸造による酒造り体験コーナーも常設し、町の観光資源を集約した。 鉄筋コンクリート二階建て、延べ二千九百四十平方メートルで、駐車場は臨時を含め三百二十台分。二輪車専用駐車場も五十台分ある。町では三カ所目の道の駅だが、最も町中心部に近い施設となる。総事業費は二十一億六千万円。

新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言の対象地域に十二日、愛知県が追加される。岐阜、三重両県には九日から「まん延防止等重点措置」が適用されており、東海地方も感染を抑え込む正念場だ。

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スギ薬局を展開するスギホールディングス（ＨＤ）の創業者夫妻が新型コロナウイルスのワクチンを優先的に接種できるよう、愛知県西尾市が便宜を図ったことが明らかになった。市とスギＨＤは十一日、それぞれ会見を開いたり、談話を発表したりして対応に追われた。感染が急拡大する中、市民からは「有力者」への「特別な配慮」に反感の声が上がった。

スギ薬局を展開するスギホールディングス（ＨＤ、愛知県大府市）の創業者で、愛知県西尾市在住の杉浦広一会長（７０）と妻の昭子相談役（６７）が優先的に新型コロナウイルスのワクチン接種をできるよう西尾市が便宜を図った問題で、スギＨＤの秘書が、これまでの市政への貢献を理由に「市も努力できないのか」などと執拗（しつよう）に優遇措置を求めていたことが分かった。市が十一日の記者会見で明らかにした。 西尾市の簗瀬貴央健康福祉部長によると、秘書は四月十二〜十五日に市健康課や部長に電話してきた際、市とスギ薬局が二〇一七年に結んだまちづくりの包括連携協定や、昭子相談役が市シティプロモーション特命大使に就任していることなどを持ち出して便宜を要求。その回数は「十回くらい」に及んだ。