ポット出版のネットコンテンツ、『マガジンポット』の「談話室・沢辺」にライターの永江朗氏が登場。ポット出版から刊行されている『本の現場』を、電子書籍でも配信する計画とのこと。この対談記事の一部を転載させていただいた。(全文を読みたい方はこちら) 出版社には、書店の利益を確保する義務がある (少なくとも現状では) 沢辺 あと、これまで出なかった再販維持論者の意見として、「再販制がなくなると価格が高騰するからよくない」というのがあるけど、どう思う? 永江 筑摩の松田さんとよく言っていたのは、本の値段を倍にするだけで、日本の出版界が抱えている問題はかなり解決するよね、っていうことで。本の原価率が高すぎるというのと、書店のマージンの絶対額が低すぎる、というのが解決するでしょ。出版点数も絞らざるを得なくなるから、値段を倍にするといいことばかりなんですよ。大洪水もブレーキかかるし、本ももっと大事にされる