提携内容は、SAPのソフトウェアをGoogleのクラウドで利用できるようにするというのが骨子だ。これにより、オンプレミスで使われているSAPのソフトウェアをクラウドへ移行したいというユーザーニーズに応える。 大きなポイントは、GoogleのIaaS「Google Cloud Platform(GCP)」でSAPのインメモリデータ処理プラットフォーム「SAP HANA」が認定されたことにある。これにより、エンタープライズソフトウェア市場で広く使われているSAPのERPをはじめとした業務アプリケーションがHANAベースへ移行するのに伴い、GCPの利用を促進していく構えだ。 また、両社は双方の業務アプリケーションの連携を深めたソリューションを展開していくとしている。例えば、Googleのメールサービス「Gmail」とSAPのCRMサービス「SAP Cloud for Customer」、もしくは