シャープは6月5日、東芝のPC事業を買収すると正式発表した。東芝の完全子会社「東芝クライアントソリューション」株式の80.1%を、10月をめどに約40億円で取得する。 東芝は、製造・販売しているPCブランドの使用権をシャープに許諾するという。シャープは、強みであるディスプレイやセンサーの技術を生かす。 東芝のPC事業は、2015年にVAIO、富士通と統合する方向で検討しているとの報道があったが、16年4月に撤回。17年11月には台湾ASUSと売却交渉中とも報じられた。 一方、シャープは「Mebius」(メビウス)ブランドでノートPCなどを生産していたが、不採算のため10年に撤退。その後、シャープは16年に台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入り、業績が上向いている。 関連記事 東芝メモリ、約2兆円で売却完了 東芝は、半導体子会社「東芝メモリ」を米Bain Capitalなどが組む「日米韓
初の社長記者会見 3月13日月曜日、新幹線と南海電鉄を乗り継いで堺市についた。目指すは大阪府堺市堺匠町1番地。2016年夏に台湾、鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入ったシャープの本社である。 シャープの本社はもともと創業の地である大阪市阿倍野区にあったが、ホンハイに買収される前に業績不振でニトリ・ホールディングスなどに売却してしまった。 現在の本社は昔のシャープ堺工場。部品メーカーの設備を含めると投資総額1兆円に及ぶ巨大液晶コンビナートである。世界で唯一の第10世代液晶パネル工場であり、フル稼働すれば世界最強の生産効率を発揮する。2012年、ホンハイの郭台銘(テリー・ゴウ)会長は個人の資金660億円を投じ、経営危機に瀕したシャープからこの工場を買い取った。 そして2016年、今度はシャープ本体がホンハイに買われることになり、ホンハイは副会長でナンバーツーの戴正呉氏をシャープ社長に据えるとと
シャープは、液晶テレビ“AQUOS”(アクオス)の4K/HDR対応ライン「USシリーズ」に、45V型の「LC-45US40」を追加する。9月30日に発売予定で、価格はオープンプライス。市場想定価格は19万円前後(税別)。 液晶パネルには、外光反射を抑えてコントラストを高める「N-Blackパネル」を搭載。ピーク輝度を従来機比で15%以上高める「リッチブライトネス」技術採用のLEDバックライトと組み合わせた。画像処理エンジンの「AQUOS 4K-Master Engine PRO II」は4Kアップコンバート回路を内蔵し、2Kのハイビジョン放送も精細感を高めて表示できるという。 スピーカーはオンキヨーと共同開発。フルレンジユニットを使用したフロントL/Rにサブウーファーを加えた2.1ch仕様だ。
シャープは、モバイル型ロボット電話「ロボホン」を5月26日に発売する。価格は19万8000円(税別、以下同)で、ロボホン公式サイトなどで4月14日13時に事前予約を開始する。月産台数は5000台。 ロボホンは、二足歩行が可能なヒューマノイド型ロボット。身長は約19.5センチ、体重は約390グラムで、持ち運んで“携帯電話”としても使える。LTEと3Gのモバイル通信にも対応しており、通話(VoLTE対応)、インターネット、メール、カメラなどを利用できる。 専用アプリで提供される各種機能を、ロボホンと対話しながら利用できるほか、専用アプリを公式サイトダウンロードして機能を追加することもできる。アプリは「リマインダ」「アラーム」「検索」「音楽・動画」「天気」「ニュース」などをプリインストールしている。 ロボホンは身ぶり手ぶりを交えて会話してくれ、立ち上がったり、歩いたり、踊ったりとさまざまな動きを
世界に冠たるブランド企業が、あれよあれよと土俵際まで追いつめられた。もう、打つ手はほとんど残っていない。社長が替わっても、人と事業を切っても、やはり会社の根っこは変えられないのか。 戦い、そして敗れた 急転直下。黒字から赤字へ、2000億円以上の転落劇だった。 実に合計9000億円超の赤字を計上、財界に大きな衝撃を与えてからわずか2年足らず。シャープが再び崖っぷちに追い込まれている。 3月3日に駆けめぐった「シャープが主力銀行に支援要請」「工場閉鎖、リストラを検討」という一報。2月初めから、'15年3月期決算で計画を600億円も下回る300億円の赤字を計上する見通しが示されていた中、このニュースは「死の宣告」にも等しかった。 もはやシャープには余力も未来もない—株価は暴落、国内の格付け機関は同社の株を「投機的水準」に格下げした。不採算事業の撤退と工場閉鎖を断行すれば、最終的な赤字は2000
「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」や「AQUOS PAD SHT21」に採用された新技術「IGZO」が大きな話題を集めている。低消費電力がIGZOの大きなメリットだが、どのような仕組みで実現しているのか。シャープがあらためて解説した。 シャープが12月21日、同社冬モデルのディスプレイに採用した「IGZO」技術に関する説明会を開催。ディスプレイデバイス開発本部 技術開発センター 技術企画室 室長の今井明氏と、ディスプレイデバイス第2生産本部 第2プロセス開発室 室長の松尾拓哉氏が、IGZOの技術や搭載商品について説明した。 IGZOとは酸化物半導体のことで、「Indium(インジウム)」「Gallium(ガリウム)」「Zinic(亜鉛)」「Oxygen(酸素)」の頭文字を取ったもの。2009年に半導体エネルギー研究所が、高い結晶性を持つIGZO網膜(CAAC-IGZO)を作
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