水を安定的に、そして十分に供給することはこれからますます難しくなる。それは人口増に伴う地球温暖化の影響による。新しいデータによると、世界の37カ国がすでに「極めて高いレベルの水ストレス」状態に直面している。 「水ストレス」とは、1人当たり年間使用可能水量が1700トンを下回り、日常生活に不便を感じる状態を指す。ワシントンにある環境研究組織の世界資源研究所(WRI)は12月12日、「アキダクト(水道)・プロジェクト」のデータを発表した。水ストレスが極めて高いレベルとは、年間を通じて国内の農業用水、家庭用水、工業用水を十分に利用できない人が80%以上で、その地域の水不足が非常に高い状態に陥っていることを意味する。