他人が管理・運営するウェブサイトにコンピューターウイルスを送ったとして、栃木県警は2日、岡山市南区福浜町、自営業富山崇容疑者(44)を不正指令電磁的記録供用の疑いで逮捕したと発表した。 逮捕は1日付。ウイルスの保管や提供を禁じた改正刑法が今年7月に施行されて以降、保管罪の適用例はあるが、県警によると、供用罪での摘発は初めて。 発表によると、富山容疑者は今年8月26日夜、自宅のパソコンで作成したウイルスを、栃木県内の男性(38)の管理運営するウェブサイトのサーバーコンピューターに送信し、チャットサービスを利用できなくさせた疑い。 作成したのは、「ブラウザークラッシャー」と呼ばれるウイルスで、チャットの画面を開くと、別のブラウザー画面が多数開き、コンピューターが動作しなくなる。 県警によると、富山容疑者は、管理者の男性から書き込みを制限されたといい、「チャットを攻撃するためにウイルスを自宅のパ