青山学院大学は東日本大震災を受け、2012年4月に予定していた文系学部のキャンパスの一部移転を13年度に延期することを決めた。東京都渋谷区の青山キャンパスに建設中の新校舎の資材確保が難航。計画停電の影響もあって工事が遅れ、完成が遅れる見通しになったためという。 同大は、相模原キャンパス(相模原市)で学ぶ文、経済、法学部など文系7学部の1、2年生約7千人を、都心の青山キャンパスに移す予定で、地上12階、地下2階の新校舎を建設中だった。 伊藤定良学長は「自然災害による結果とはいえ、痛恨の極み。青山キャンパスに移ることを期待して入学した学生や保護者に申し訳ない」とのコメントをホームページで発表した。