前水戸地検検事正が暴行 起訴猶予 10月13日 18時5分 最高検察庁の検事が水戸地検の検事正をしていたことし2月、水戸市内の飲食店で、酒に酔って同席した4人の客などをたたいたり、蹴ったりしていたことが分かりました。検察庁は捜査の結果、「暴行はあったが、偶発的なもので被害も軽かった」などとして起訴猶予にしました。 起訴猶予になったのは、最高検察庁の粂原研二検事(57)です。検察庁によりますと、粂原検事は、水戸地検トップの検事正だったことし2月、水戸市内のスナックで、酒に酔って同席した客など4人の頭をたたいたり、腰を蹴ったりしたということです。暴行などの疑いでことし7月に告発され、東京地検が関係者から事情を聴くなど、調べを進めてきました。その結果、東京地検は「暴行の事実はあった」と判断しましたが、被害が軽く、酒に酔ったうえでの偶発的なものだなどとして、粂原検事を起訴猶予にしました。最高検察庁