少女が死亡していた駐車場。付近には無数のタイヤ痕がついていた=23日午前9時20分、兵庫県姫路市(濱田大地撮影) 23日午前2時半ごろ、兵庫県姫路市白国の寺院「随願寺」の駐車場から、少年の声で「駐車場のトイレの屋根から人が落ち、倒れている」と119番通報があった。消防隊員が駆けつけたところ、少女が頭から血を流して倒れているのを発見。市内の病院に搬送したが、まもなく死亡が確認された。少女は当時、車を高速で横滑りさせる「ドリフト」と呼ばれる危険な行為を見物していたとの情報もあり、姫路署で詳しく調べている。 同署によると、死亡したのは同市内の中学3年、寺尾祐紀さん(15)。 駐車場内には無数のタイヤ痕が残されており、現場にいた10代とみられる少年ら5人に事情を聴いたところ、1人が「駐車場内で車をドリフト走行させて遊んでいた」と話したという。同署は少年らが車を横滑りさせて走らせ、トイレの上で見物し