高松市の香川高等専門学校(高専)は27日、詫間キャンパス(香川県三豊市)の寮で、「あいさつができていない」などとして先輩が新入生の男子生徒38人を約3時間正座させ、うち1人が腓骨神経まひと診断されたことを明らかにした。 教職員は同席していなかったが、学校側は「行き過ぎた指導だった」として保護者や生徒に謝罪した。 同高専によると、詫間キャンパスの寮管理棟で19日、寮生を指導する3〜5年の生徒16人が、集会に使う畳の部屋に新入生を呼び出し正座させ「寮の規則を守っていない」などとしかった。正座していた1人が過呼吸の症状を訴えたが“指導”を中止しなかった。 別の生徒は21日に左足首を動かせないことから病院へ行き、腓骨神経まひと診断された。ほかに5人が貧血やめまいの症状を訴えた。