「息子の無念晴らして」=被害者遺族、極刑求め−連続リンチ殺人10日判決・最高裁 「息子の無念晴らして」=被害者遺族、極刑求め−連続リンチ殺人10日判決・最高裁 1994年に大阪、愛知、岐阜で男性4人が死亡した連続リンチ殺人事件で、強盗殺人などの罪に問われ、二審でいずれも死刑とされた当時18〜19歳の元少年3被告に対する上告審判決が10日、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)で言い渡される。事件で長男江崎正史さん=当時(19)=を失った父恭平さん(66)=愛知県一宮市=は判決を前に、「息子の無念を晴らす判決を。死刑以外は望んでいない」ときっぱり語った。 事件から約16年半。「ようやく気持ちをコントロールできるようになった」と話す母テルミさん(65)だが、悲しみが消えることはない。「息子はいないと分かっていても、2階から下りてくるような気がする。いつも心のどこかで考えている」と悲痛な面持ちで語