高校生ら降りる前に列車発車 踏切で30人降ろす 2009年02月03日14:52 3日午前7時50分ごろ、美濃市吉川町の第3セクター長良川鉄道の常盤町踏切(警報機、遮断機付き)で、美濃白鳥発美濃太田行き上りの列車(2両編成)が停車し、乗客の高校生ら約30人が線路上で下車した。 同鉄道によると、列車は同町の梅山駅に定時の午前7時50分に到着。男性運転士(34)は客車前部にある運転席横のドアを開け、乗客を降ろしたが、2両目に乗っていた高校生らが降りる前に発車した。列車はワンマンカーだった。 下車希望の高校生らが「降ろしてほしい」と言ってきたため、運転士は同駅を約50メートル過ぎた踏切で停車し、乗客を降ろしたという。高校生はそのまま登校したらしい。 運転士は「乗り過ごした高校生が学校に遅刻するとかわいそうだと思った」と列車を止めた理由を話している。 ▲TOPへ戻る