データが残る中で最も古い記録は明治32年のものです。明治32年と言うと西暦で言うと1899年にあたり実に19世紀のデータです。当時はまだ周産期死亡率の集計が無いため、新生児死亡率(生後28日以内の死亡率)で見てみると1000人当たり77.9人の死亡となっています。実に10人1人弱は死亡していた事になります。この数字は大正期の後半になってようやく漸減傾向を示し始めますが、戦後の昭和22年(1947年)でも1000人当たり31.4人もいます。その後は確実に減少していき、最新データでは実に1000人当たり1.6人まで減少しています。 妊娠22週以降の死産数を加えた周産期死亡率は昭和54年(1979年)からデータが残りますが、これも1000人当たり21.6人から現在では5.5人まで減少しています。胸を張っていえる世界トップクラスの成績です。これを上回る成績を出している国は残念ながらデータの正確さ信