調査会社のIDC Japanは2016年6月30日、国内のモバイルデバイス市場に関する調査結果を発表した。2016年第1四半期の出荷台数は、前年同期比7.5%減の1202万台にとどまった(図)。 市場は15年第4四半期(10月~12月)に引き続き、2期連続でマイナス成長となった。2016年通期でも前年比4.6%減の4571万台にとどまると予測した。家庭市場向け同6.5%減の3509万台、ビジネス市場向けが同2.0%増の1062万台という。 モバイルデバイスをスマートフォン、タブレット、PC、通信カードに分類し、デバイスごとの動向も調査。スマートフォン市場は、国内通信事業者がAndroid端末の在庫調整を実施したことから、前年同期比6.2%減のマイナス成長となった。タブレットは昨年のビジネス市場での大型案件の反動が大きく、やはり同6.2%減のマイナス成長だった。 またPCは、2014年第3四