はじめにベストセラー「夢をかなえるゾウ」の著者による、「笑い」の仕組みをパターン化した画期的な本。「おもしろい」人にとっては、無意識に使用している技術も多く含まれているかもしれないが、自分の笑いのパターンを確認できるという意味で、価値は十分にあると思う。何より読み物として単純に面白く、オススメできる。 ビジネス書でもそうだが、読めばすぐに能力がつくわけではなく、本書も読んだからといってすぐに笑いをとれる人になれるわけではない。ただ、ある程度、会話の状況をシミュレートしておくと、日常の会話にユーモアを折り混ぜることができるのではないだろうか。筆者も、自分ができていない技術を確認⇒現場で意識的に繰り返し使ってみる⇒本書の技術のリストを再確認という手順を踏むべきとする。 個人的に応用が利きそうだと思った笑いの技術を載せる。 1. 思ってもいないことをオーバーに言う過剰なテンションで思ってもいない
始めにディズニーランドには約1万8000人のアルバイトがいる。これは全スタッフの約9割にあたり、1年間で約半数が入れ替わる。 このような環境の中で、アルバイトが自立して働くにはどのような教育や方針が必要となるのか。 会社のミッションと行動指針を理解させる何のために存在するか、どのようなサービスを提供するのか、会社のミッションを働く側にしっかりと理解してもらう。理解してもらうには、さまざまな場で繰り返し、粘り強く伝えていくことが必要になる。 また、行動指針をもち、何かトラブルがあった際にも、緊急に対応できるメンタリティを持たせる。 行動指針には順序をつけ、複数の選択肢があった場合にも迷わずに行動できるようにする。 ■ディズニーランドの行動指針(優先度順) (1)安全性 (2)礼儀正しさ(笑顔、挨拶、アイコンタクト) (3)ショー (4)効率(チームワーク、ムダを省く) 人を育てる際のポイント
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