米国の公設弁護士事務所には、被告が出廷する際に着るためのスーツやブラウス、靴などが備えられている=1月、米ネバダ州、寺田有美子弁護士撮影 裁判員裁判に出廷する女性被告に化粧などの「おしゃれ」が認められるようにしようと、大阪弁護士会が女性弁護士によるプロジェクトチーム(PT)を発足させる。これまでの刑事裁判より、法廷での被告の印象が裁判員らの判断に影響する可能性があり、来月にも法務省や大阪地裁に提言する。 「女性被告の身だしなみに関するプロジェクトチーム」で、女性弁護士6〜7人が参加し、来週にも初会合を開いて設置する予定だ。 拘置所内で現在所持が認められているのはくしや髪どめ用のゴムなどに限られている。法務大臣の訓令で定められており、化粧品やストッキングは「刑事施設では必要ない物品」(法務省担当者)とされて持ち込めない。このため、勾留(こうりゅう)中の女性被告はジャージーにサンダルばき