ポピュリズムが世界に広がっている。既成の政治やエリート層に不満を持つ人々に訴え、代弁者として振る舞うポピュリストは社会の分断や民主主義の後退を招く。一方、大衆の意思をくみ上げることで民主主義を補完する役割も持つ。ポピュリズムとどう向き合うか、4回にわたり政治家と識者に聞く。フィリピンのジャーナリストのマリア・レッサ氏はドゥテルテ前大統領の強権政治を追及し、ノーベル平和賞を受賞した。政権支持者から
過去最多の9人が名乗りを上げた自民党総裁選で、高市早苗経済安全保障相が1位で決選投票に進出、石破茂新総裁とデッドヒートを繰り広げた。後ろ盾の安倍晋三元首相の亡き後で苦戦も予想されたが、善戦の理由は何…
近年の政治環境で最も奇妙な点の1つは、はっきりとリベラルの伝統に基づいた価値観を奉じながら、そうした価値観を促進するために、明らかに反自由主義的と言いたくなるような戦略をとる人が非常に多いことだ。ソーシャル・メディアからファシストを追放したがっている「反自由主義的な進歩派の若者(YIP:young, illiberal progressives)」が、現代の共和党員のほとんどを「文字通りの意味でのファシスト」と見なしているという話は今やおなじみである。 こうした若い活動家が、自身の表明している価値観と自身のとる政治手法との間にある明白な矛盾に無頓着なことに、関わった人なら誰でも気づくだろう。傷つけられやすい多様なマイノリティを守るという大義を掲げながら、自分たちに同意しない人をキャンセルしたり罰そうとしたりするイジメのような戦術を用いることには驚くほど躊躇がない。戦術的なレベルに絞って考え
⚫︎思いつきのメモ(1)。 当然のことだが、社会運動や政治にはさまざまな局面、様々なレイヤーがある。たとえば、うんと単純化して、異議申し立てのレイヤーがあり、合意形成のレイヤーがある、としてみる(もちろん、それ以外にも多くのレイヤーがある)。 異議申し立てのレイヤーでは、多くの人がその存在を知らない「問題」について、ここに問題があると広く知らしめなければならない。だから、このレイヤーにおける言葉や行動は妥協のない尖ったものである必要がある。良識ある人やマジョリティが不快を感じるくらいの「強さ」が必要だろうし、それが肯定される。ここでは「怒り」は抑制なく表明される。ゆえにトーンポリシングは悪である。 異議申し立てられた「問題」についての、解消や緩和や援助などの策を、社会制度や社会常識へと落とし込んでいく過程である合意形成のレイヤーでは、意義申立てのレイヤーとは別のスタイルが必要とされるだろう
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立憲民主党千葉県連有志からの代表選への立候補要請書を受け取る野田佳彦氏(左)=千葉市中央区で2024年8月19日午後1時3分、柴田智弘撮影 立憲民主党の野田佳彦元首相(衆院千葉4区選出)は19日、党の中堅・若手国会議員や千葉県連所属の国会議員、地方議員らと相次いで面会し、9月に実施される党代表選に出馬するよう要請を受けた。ただ、野田氏はこの日も代表選には慎重姿勢を崩さず、泉健太代表と枝野幸男前代表の出馬が取り沙汰される。10人以上が意欲を示している自民党総裁選に埋没する懸念も高まっている。 19日午前、野田氏は国会内で党の若手・中堅で構成するグループ「直諫(ちょっかん)の会」の重徳和彦会長ら有志と面会し、出馬に向けた要請を受けた。面会後、重徳氏は記者団に、グループの政策と野田氏の考えには「相当一致することが多い」と説明。政権交代に向けて、外交なども含む政権運営を見据えた態勢づくりが必要だと
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2001年にノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・スティグリッツ(81)。長年異端とされる主張を繰り返してきた彼は、自らを「改革が必要な資本主義を支持する進歩主義者」と呼ぶ。 いまも世界で大きな発言力を持つ彼は、著書や講演会を通じ、40年間続く新自由主義による悪影響を批判し続けている。講演のためにマドリッドにやってきたスティグリッツから、スペイン紙「エル・パイス」が話を聞いた。 「トランプ現象」とはなんなのか ──2024年は世界各地で選挙がありますが、争点になっているのはどこも経済政策ではなく、スキャンダルや文化戦争です。 経済はそうしたものの背景にあります。新自由主義が40年間続き、多くの人々は大変な困難を強いられました。グローバリゼーションや技術の変化によって、脱工業化が進んだのが原因です。新自由主義において取り残された非常に多くの人々が守られず、絶望するようになりました。これは特に米
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東京都知事選挙が終わりました。蓋を開けてみれば、現職小池百合子候補が圧勝する、ある種の想定通りの結果だった一方で、当初はダークホースとされた石丸伸二候補が2位、東京都選出の参議院議員だった蓮舫候補が3位となる波乱の結果が待っていました。 この東京都知事選挙、なぜ小池候補は勝ち、石丸候補は想定よりも票を伸ばし、蓮舫候補は想定よりも伸びなかったのか、それぞれの陣営の戦略などを紐解きながら、振り返ってみたいと思います。 小池候補はなぜ勝ったのか (写真:つのだよしお/アフロ) 過去の東京都知事選挙で現職が落選したことがないという事実も相まって、立候補表明の時点で小池百合子候補の3選が確実視されていたのは事実です。一方、学歴の問題や政権与党の支持率が極めて低いという点から、過去2回の選挙よりも不安材料が多かったのもまた事実でしょう。マスメディアの情勢報道は終始一貫1位をキープしているとしていました
民衆が「ええじゃないか」と連呼して踊った江戸末期の騒ぎを連想させた。2024年の東京都知事選の風景である。現職の小池百合子氏、閣僚や野党第1党の党首を務めた蓮舫氏の一騎打ちとされた構図に割り込んだのが広島県安芸高田市長から転じた石丸伸二氏だ。人口が3万に満たない自治体の前首長を注目株に押し上げたのはネット上の民衆だった。既成政党の支援を受けず、ユーチューブへの動画投稿などで高めた知名度を武器
プーチンの本当の狙いはウクライナの領土ではない…小泉悠「ロシアの軍需工場を狙わないと最悪の結末になる」 放っておけば「ロシア完全勝利」にどんどん近づく 側近メドベージェフの変節の理由 ――「ウクライナなど存在しない」という世界観が、ロシア国内では共有されているのですか。 【小泉】ロシア国内には有象無象の言論がありますが、もっとあからさまで、開戦前の段階でもウクライナ政府に対して思いつく限りの罵詈雑言を浴びせるような人もいました。 その中でプーチンはむしろ抑制的だったのですが、開戦前に過激なものになった。側近の中ではリベラルで知られていたはずのメドベージェフもタガが完全に外れてしまい、プーチンでさえ口にしないような、とんでもない悪罵を公言するようになります。 プーチンはこの戦争に当たって、いろいろなものを先祖返りさせています。スターリンばりの、とまでは言わないまでも、ソ連崩壊後では最も厳しい
ふるさと納税の返礼品として「ホンダジェット」を貸し切った遊覧フライトを提供=千葉県成田市の成田空港で2022年11月1日、中村宰和撮影 ふるさと納税は一大産業になっています。みんなが得をしているようにも思えますが、法政大学教授の土山希美枝さんは、大きなゆがみがあると言います。【聞き手・須藤孝】 ◇ ◇ ◇ 美しい物語 ――ふるさとに恩返しできるよい制度のように見えます。 土山氏 総務省のホームページには、生まれ故郷やお世話になった地域の力になれるなどと書かれています。しかし、美しい物語のなかに、いろいろなものを覆い隠しています。 ふるさとを応援したい気持ちは大事です。私も北海道の旧産炭地出身で、その気持ちを強く持っています。しかし、ふるさとでなくても応援していなくても、ふるさと納税はできます。この仕組みで確実なのは、自治体Aから自治体Bに税が任意でつけ替えられることだけです。 納税先をえり
#1 サッチャーよりも過激だったブレア ブレイディ この本で取り上げられていて、日本でまったく話題になっていないものといえば、「エキストリーム・センター」(以下、エキセン)の現象があります。 森 今のヨーロッパのメディアでは、あらゆるところで「エキセン」について論じられています。「これからの政治は右でも左でもなく、中道であるべきだ」っていう考え方ですけど、「それだと体制にやられるだけだ」という批判があちこちから挙がっていて。 ブレイディ 「道の真ん中を歩いたら車に轢かれる」というアナイリン・べヴァン(※1)の言葉があるように、まさにイギリスでは「エキセン」が大きな問題になっています。来年1月の総選挙で労働党が勝つと予想されていますが、現党首のキア・スターマーが、まさに「エキセン」そのものという人なんです。トニー・ブレア元首相がアドバイザーなんですけど。 森 まだブレアが出てくるんですね。
【6月11日 AFP】キプロスで実施された欧州議会(European Parliament)選挙で、無所属で立候補した悪ふざけ動画で知られるユーチューバー、フィディアス・パナイオトゥ(Fidias Panayiotou)氏(24)が当選した。 フィディアス名義で260万人の登録者数を持つ同氏は、実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏ら著名人100人とハグする企画や、ピザの早食いコンテストへの出場、日本での新幹線への無賃乗車、ひつぎの中で1週間過ごすチャレンジ、中国の少林寺(Shaolin Temple)への入門体験などの動画などで知られる。 「ミスを犯すプロ」を自称するパナイオトゥ氏は、政治経験もなければ、政党からの推薦や支持もない。先週末の欧州議会選で自身に投票するよう若年層に呼び掛け、得票率19.4%で予想に反して当選を果たした。従来の政治にノーを突きつけたい有権者の支持を集
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