寄生虫ほど人の心を捉える生物もそうはないだろう。ただしマイナスの方向にだが。口絵からして気色悪さ全開だが、『ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ』でも感じた現代博物学の面白さもあるので、こういう生物系が耐えられる人なら一読して見てもよいのでは。 しかし、これ見て思い出したが『パラサイト・レックス』は一度きっちりおすすめしておく必要がありそうだ。寄生中のみならず寄生という概念そのものに生じた――今も生じつつある――ダイナミックな変化を描いた最高に面白い一冊だから。 参考リンク 科学に佇む心と体 Pt.1: フィールドの寄生虫学と死者の数 とある昆虫研究者のメモ : フィールドの寄生虫学 関連書籍 おまけ 【ニコニコ動画】あんなに一緒だったのにby寄生虫