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ブックマーク / viking-neurosci.sakura.ne.jp (10)

  • 対岸の火事と呼ぶには生々し過ぎる:スペインで科学研究管轄省庁が廃止&科技予算も6000億円以上カット – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 Spanish changes are scientific suicide – Nature News, 15 February 2012 海外の話ですが、とんでもないニュースが突然舞い込んできました。非常に大事な話題だと思いますので、全文を(意訳だらけですが)要約しておきます。 スペインからついに科学政策担当省庁が消える。昨年(2011年)末、新政権は科学政策を経済競争省に移管することを決定した・・・最も科学政策を担うにはふさわしくない省庁に、である。スペインでは今や科学研究予算の増額は望まれていない。実際、現在予定されている108億ユーロもの予算支出削減のうち、半分が科学研究に関するものだ。近日中に発表される2012年度予算でも削減の的となるのは容易に予想がつく。 国の方針は明確だ。スペインにおいて、もはや科学研究は優遇されない。確かに、スペインは今や深刻な財政危

    mobanama
    mobanama 2012/02/17
    "科学政策を経済競争省に移管することを決定した・・・最も科学政策を担うにはふさわしくない省庁に、である"ブログ主も書いてるが、背景の流れも日本で見聞きしているようなものが多い。寒気がする。
  • 「震災復興で予算が足りないから科研費3割カット」とは一体どういうことか? – 大「脳」洋航海記

    神経科学系のポスドクが、脳研究に関する論文・神経科学の大衆化・ポスドク問題・ワインetc.についてマニアックに綴るblog 【研究 – 全般】 平成23年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金(特別推進研究、基盤研究、挑戦的萌芽研究、若手研究、研究活動スタート支援))の交付決定について 平成23年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金(学術創成研究費))の交付決定について いきなりこんなニュースが飛び込んできてびっくりしたのが先週末。僕も若手Bの継続分を持っているので、決して他人事ではありません。 なお、平成23年3月11日に発生した東日大震災により甚大な被害が生じたことから緊急に財源確保が求められる可能性があり、今後の状況によっては交付額の減額変更を行う可能性があります。この場合、各研究課題の年度交付する補助金の額は、今回の交付決定額にかかわらず減額されることとなりますので、当面、各

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    mobanama 2011/07/13
    "一度決まった予算を引っくり返す以上、国には説明責任を果たしてもらいたい"当然ですわな。
  • 放射能汚染レベルを「隠し」「無理矢理にでも」売ろうとするから「風評被害」になるという事実を農水省は理解していない – 大「脳」洋航海記

    【放射線・放射能対策】 基準値超のお茶、出荷停止できず 農水「飲用は薄い」VS厚労「検査必要」 – 産経 via Yahoo!ニュース 当の「風評被害」を避けるために必要なこと – 当blog 何というか、「作物を売らなければ生産者の生活が成り立たない」のは理解できるんですが、その余計な後押しがさらなる深刻な「風評被害」を招く危険性があるということを農水省は全く理解していないようです。 何度でも書きますが、ここで無理矢理にでも基準値を超えた茶葉を出荷すれば確実に消費者全体に疑心暗鬼が広がって、基準値を超えた産地以外から出荷された茶葉も売れなくなります。そうして放射能汚染と全く無縁の産地までもが巻き添えをってしまえば、これは立派な「風評被害」です。「茶業界は商売を優先して情報を隠蔽する」という認識が広がれば、以後二度と日の茶葉が売れなくなる危険性すらある愚行だと思います。 大事なことは

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    mobanama 2011/05/22
    げに。政府を信頼させることが本来一番だと思うのだが。
  • Nature曰く「日本の博士課程制度は存亡の危機に瀕している」 – 大「脳」洋航海記

    【ドクター・ポスドク問題】 Education: The PhD factory - 20 April 2011, Nature472, 276-279 (2011) Japan: A system in crisis Of all the countries in which to graduate with a science PhD, Japan is arguably one of the worst. In the 1990s, the government set a policy to triple the number of postdocs to 10,000, and stepped up PhD recruitment to meet that goal. The policy was meant to bring Japan’s science capacity u

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    mobanama 2011/04/22
    "実際問題として解決策が色々考えられるとはいえ、それらの解決策が成果を出し始めるより先に日本のアカデミア(基礎研究体制)がポスドク問題の巻き添えを食って崩壊してしまう可能性の方が遥かに高い"
  • その調査だけでは「朝食」と「学業の成績」との間の因果関係はわからないはず – 大「脳」洋航海記

    【脳研究 – issues&ニセ科学問題】 バカになる朝があった! 驚愕の最新データが明らかに – ZAKZAK めざましごはん 相変わらずどうしようもないタブロイド紙(そしてどうしようもない大手紙の系列)の記事を見つけました。これ自体は馬鹿にしていれば良いので特に言うこともないのですが、そういえばしばらく前からしつこくオンエアしている問題CMがあったなぁ・・・と思ったので、ちょっと取り上げてみた次第です。 まぁ、「監修者」を見れば当blogをご愛読いただいている皆様なら色々とご想像されるかもしれませんが 、それはさておきここで言われている言説について一つツッコミを入れておこうと思います。それは・・・ 子供の頃から毎日朝習慣のある人々は、テスト成績、志望校入学、志望就職先ともに好成績であり、仕事のやる気も高く、身だしなみや体調管理にも気遣いがあり、年収も高めであることが判明した。 次に

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    mobanama 2011/03/04
    ↓現役の大学生について調べたんだから、後ろ向きコホート研究じゃなくて後ろ向き研究なんじゃないでしょうか?少なくともグラフに出てる部分見る限り、「追跡調査」してませんよね?
  • ついに財務省の本音が表舞台に現れた:改革の成否に日本の基礎研究体制の存亡がかかる大一番? – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 憂楽帳:主計官の苦笑 – 毎日 RIETI政策対談第7回「真の教育、研究水準の向上につながる大学改革とは」 - RIETI 勝って兜の緒をさらに締めよ:科学技術予算「増額」は朗報、だが基礎研究体制の合理化&改革の必要性はさらに増している – 当blog まずは初出の毎日の記事の抜粋をお読み下さい。 「スーパー高度の政治判断です」。研究者に配られる科学研究費補助金が文部科学省の要求額より533億円、25%も上積みされた異例の11年度予算案。記者に問われた財務省主計官は、苦笑交じりに理由を述べた。(中略) 「理系首相の英断」に沸く関係者。だが、喜ぶのは早い。大学予算の据え置きは1年以内に大学間の合従連衡や「すみ分け」の改革案を出すとの条件付き。定員割れの私学には容赦なく補助金半減の「規律強化」で臨む条項も入った。「未来への投資」のため借金してツケも未来へ回すのか、増税か。苦

  • 学振PD騒動雑感:なぜポスドクの人件費は「生活保護」扱いされるのか – 大「脳」洋航海記

    【ドクター・ポスドク問題】 「事業仕分け」中間報告:若手支援は切り捨ての方向に向かい、最悪のシナリオが一歩現実味を帯びた 学振PD「凍結」は、優秀な若手が一斉に討ち死にする危険性を意味する 学振PD枠も自主改革案もA-D評価で「C」…国は何をどうしたいのか?:政策コンテスト速報 – 当blog 色々議論もあり、考察もなされていますが、いずれにせよ我々が期待するよりは学振PDなり科研費若手A/Bなりの「若手研究育成」に関連する来年度予算は大幅に減らされそうな趨勢になってきてますね。 ところで、この問題に絡んで必ず「ポスドクへの人件費は生活保護のようなもの」というとんでもない言説がなされることがあると耳にするのですが、それはどういうことなのだろう?と今回のニュースを聞いてしばらく考えていました。 確かに、今回の件と何年かに渡って続く学振特別研究員の「PD削減&DC増加」の流れには、「国による研

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    mobanama 2010/12/03
    とりあえず結論部分のみぶくま。"国が基礎研究というものを根本的に誤解し、研究者たちの実態を理解していない以上は現在の悪い流れは止まらないだろう"
  • 実は「神経神話」だらけの「脳について意外と知られていない15の豆知識」(追記あり) – 大「脳」洋航海記

    【脳研究 – issues&ニセ科学問題】 脳について意外と知られていない15の豆知識 – GIGAZINE 15 Things You Didn’t Know about the Brain – Online Nursing Program 何かはてブでブクマが伸びてる記事があるなぁと思ったらこの記事ですよ。  まぁ世の中懲りずによくやるわと思いますね・・・取り上げる方も取り上げる方だと思いますが。もっとも翻訳しただけのGIGAZINEには何の責任もないはずですので、あくまでもその記事内容の方を色々論ってみようと思います。 基的に、15項目挙げられたもののうち専門家の視点で見ると2, 6, 9, 13, 14に問題があります。中には「どう見ても神経神話(neuromyth)」と断言できるものもあれば、グレーゾーンかなぁ・・・というものもあります。ただいずれにせよ、科学的結論の出ない代物

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    mobanama 2010/10/01
    Thx!
  • 「5%有意水準のもとで有意」を日本の法廷は「5%も例外があるならそれは重要だ」と曲解する(追記あり) – 大「脳」洋航海記

    【科学】 2010年8月25日 司法関係者が統計学を理解できないと – サイエンスポータルレビュー この記事にはちょっとびっくりしました。何がびっくりしたって、記事中で紹介されている法廷の現場における科学者の証言の扱いについてです。 最初の基調講演者、津田敏秀・岡山大学大学院環境学研究科教授の指摘からも事態の深刻さが読み取れた。津田氏は疫学が専門の医師として、水俣病を初めとする多くの環境裁判の法廷で証言してきた経験を持つ。 氏の指摘の中で、多くの人がありそうだと感じるだろう、と思われることがあった。裁判官を含む司法関係者の多くが、疫学の基である統計学を理解していないということだ。確率というものが理解できない結果、「95%の確率でこれこれのことが言える」という科学者の証言に対し、「では残り5%はどうなのか」といったやりとりにしばしば論点が移され、結果的に「5%」の方が勝ってしまうことが「日

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    mobanama 2010/08/27
    "裁判官を含む司法関係者の多くが、疫学の基本である統計学を理解していないということだ。確率というものが理解できない"うはー。ベイズ統計の理解促進に自然頻度をとかいうののはるか以前のレベル。やでやで。
  • 科学コミュニケーションは本来2系統に分かれる:そして今必要なのは第3の系統 – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般&科学】 <はてなブックマーク群> 新著「疑う力を阻害するもの『科学教の狂信が思考停止に』」掲載|内田麻理香オフィシャルブログ「カソウケンの科学どき技術どき」 『科学との正しい付き合い方』のダメなところ – Not so open-minded that our brains drop out. そもそも科学って好きにならなきゃならないものなのだろうか?: liber studiorum 内田麻理香さんの新刊『科学との正しい付き合い方』を発端とした議論が各地で湧き起こっているようなのですが・・・どちらかというと傍観者的な立場(といってもブクコメはいくつかつけてますが)からその論争を眺めている身としては、いまいち「???」と感じたり、何かしっくり来ないという印象を覚えることが多いのです。 ところが、そういった論争を見ているうちにはたと気がついたことがあったのでした。

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    mobanama 2010/05/07
    "異なるベクトルを向く2系統の科学コミュニケーションを橋渡ししてバランスさせる、第3の系統が必要"
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