人間の記憶というものは、自分の意思とは裏腹に徐々に薄れ、そして常に書き換えられていくもので、旅先なんかで見た景色も、写真を撮ることにより、あいまいだった記憶が蘇るってことあるよね。 故にどうしても、写真は「証拠」として認識されがちなので、その「証拠」をつきつけられると、脳はそれを信じてしまいそうになる。画像加工が一般的な現在は逆にそれを楽しむ風潮すらあるが、アナログな時代には、写真加工アーティストによって作られた空想世界を「まさか!でもこの写真が物語っている」と、見た人が記憶をすり替え、後世に真実として伝わる場合が多かったようだよ。 ということで古い時代に偽造されたとされる写真がいくつか紹介されていたので見てみることにしよう。