○契約者数では、欧州No.1の携帯電話キャリアであるVodafone(ボーダフォン)は、LTE/4Gサービスをグローバル戦略の重要な要素と位置づけており、ライバルであるOrange(T-Mobileとの合弁)やMovistar/O2の一歩先を行くアクションを取っている。 ○具体的なアクションは、スケールメリットを得るためのグループ内での規格統一、他キャリアまで含めたインフラの統合、ベンダー各社を巻き込んだ綿密な技術試験など多岐にわたる。2010年には、ドイツでVodafoneグループとしては初のLTEサービス開始を予定している。 1. グループ企業内での同一規格適用によるグローバル戦略との連携 2007年には、Vodafoneが45%の株式を所有するアメリカのVerizon Wireless(ベライゾン ワイヤレス)と共同で、4Gサービスでは同一規格を使用することを発表している。同一規格を