巨人―中日戦(11日、東京ドーム)で一触即発の事態が起こった。 1点を追う9回二死二塁、中島の打席でR・マルティネスの153キロ直球が背中を直撃。中島はマウンドをニラみながら一塁へ向かった。 キューバ出身右腕がこれに反応。マウンドを降りて中島に近づいた。観客席もざわつき、周囲は緊張感に包まれたが、スペイン語を解する中島が言葉をかけると、両者はグータッチで〝和解〟した。 試合は続く松原が空振り三振に倒れ巨人が6連敗を喫した。ダチョウ倶楽部の持ちネタである「ケンカから仲直りのキス」まではいかなかったものの、緊迫した試合の中でホッコリする一幕だった。