ジャストシステムは初のオフィス互換ソフトを今夏発売する。国産ソフトに固執した創業家の退社を契機とした方針転換だ。既に競合がひしめく状態の互換ソフト市場で、反撃なるか。 国産ワープロソフト「一太郎」を約25年間にわたって開発してきたジャストシステム。同社は今夏、創業以来初となる米マイクロソフト(MS)のオフィス互換ソフトを法人向けに発売する。MSが販売するワープロソフト「Word」、表計算ソフト「Excel」などの互換ソフトを開発し、MSの半額程度で発売する。 1996年前半までワープロソフト市場の8割近くのシェアを占めていたジャスト。MSの猛攻に遭い、90年代後半に過半数のシェアを奪われてからは、10年近く低迷を続けていた。 オフィス互換ソフトを発表した翌日の1月13日、同社の株価は一時35円高の330円まで高騰するなど市場は好感を持って新方針を受け入れた。業績も2010年3月期は4年ぶり
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