2024/07/10TVアニメ『ノラガミ』10周年記念“七福企画”始動!!描き下ろしスペシャルイラスト解禁!MEMORIAL Blu-ray BOXの発売も決定 この度、TVアニメ『ノラガミ』にて、TVアニメ1期の放送開始から10周年を記念したお祝い企画が始動!! 描き下ろしスペシャルイラストが解禁となり、MEMORIAL Blu-ray BOXの発売も決定しました。TVアニメ1期のYouTube無料公開もスタート!! 是非特設サイトをご覧ください!!
――『ジョゼ虎』の劇場公開から半年以上が経ちますが、あらためて本作を振り返っていかがでしたか? タムラ そうですね。本作は全体的に丁寧に作られてはいるけれど、パッと見は演出や物語が革新的なものではない。いわゆる見たことのない強烈な視覚体験を得られるようなタイプの映画ではないと思っているんです。しかし、僕自身が一番力を注いだのはそこではありません。どちらかというと『ジョゼ虎』はバランスで勝負しようと思った作品なんです。むしろバランスこそが突き抜けるよう目指しました。たとえば、「絵」と「物語」のバランス。 ――たしかに、『ジョゼ虎』はビジュアルと物語の両方が非常に高いクオリティだったと思います。 タムラ 絵にこだわりすぎると話がないがしろになる。話にこだわると絵が固くなる。どうしてもどちらかに片寄ることが多いんですよ。それはアニメで物語を描く表現者が抱える課題のひとつだと思っています。ほかにも
生まれつき足が不自由な女性・ジョゼと、ごく普通の大学生・鈴川恒夫の心のふれあいを描く劇場アニメ『ジョゼと虎と魚たち(以下、ジョゼ虎)』。本作のBlu-ray&DVDの発売にあわせて行ったタムラコータロー監督のインタビューの第2回は、絵作りに対するこだわりを中心に聞いた。 ――本作はジョゼが海で泳ぐ空想をするシーンなど、ビジュアルが印象的なシーンが多く描かれています。絵作りにおいて、とくに念頭に置いたのはどんなことでしょうか? タムラ ビジュアル面で言うと、『ジョゼ虎』は青春作品なので、恒夫とジョゼの主観から見た世界を視覚的に表現したいと思ったんです。本当は世界は広いんですけど、恋するふたりにとっては自分たちが世界の中心。キラキラして見えるけど、周囲はよく見えていない。そんなバランスで描きたいなと。カメラのピントがお互いの姿にピッタリ合わせてあるせいで、まわりは少しピンボケに見えている感じと
――『ジョゼと虎と魚たち』をアニメ映画化することになった経緯について教えてください。 タムラ KADOKAWA内で久々に文芸作品をアニメ映画化しようという流れがありまして、同社の笠原周造プロデューサーが紙袋いっぱいに用意してくださった小説に片っ端から目を通していたところ、田辺聖子さんの短編小説『ジョゼと虎と魚たち(以下、ジョゼ虎)』が目に留まりました。この作品、タイトルだけ見ても、どんな内容なのかまったく想像がつかなくて。気になって読み始めたら、なんと30ページにも満たない短編だったんですね。しかも起承転結でいう「承」のあたりで終わっているというか。「主人公のふたりはこのあとどうなってしまうんだろう……?」と、想像力を非常に刺激される作品でした。そして、なによりジョゼのキャラクターがとても魅力的に思えたんです。このお話を今の時代に置き換えて長編に再構成できたら、きっと面白いものが作れるので
2020年12月25日に公開となるアニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』の主題歌「蒼のワルツ」と挿入歌「心海」を手がけたEve、コンセプトデザインを担当したイラストレーターのloundraw(FLAT STUDIO)、そしてタムラコータロー監督の鼎談が実現した。 これまでのMVでもクリエイターとの共同作業により音楽とアニメーションが深く結びついた作品を発表してきたEve。イラストレーターとしての活躍に加え、ユニット・CHRONICLEを率いて物語と音楽とアートがシンクロした表現を開拓しているloundraw。以下の鼎談でも明かされているが、両者にとって、リモートによって行われたこの取材が初の顔合わせの機会だったという。 『ジョゼと虎と魚たち』にそれぞれがどう関わり、どんなイメージが共有されていったのか。映画の制作の裏側、12月23日にリリースされたEveの新作『廻廻奇譚 / 蒼のワルツ』
清原果耶と二人三脚でアフレコに挑んだ中川大志 俳優の中川大志が7日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた第33回東京国際映画祭特別招待作品『ジョゼと虎と魚たち』(12月25日公開)のジャパンプレミアにタムラコータロー監督と出席し、中川とともにダブル主演を務める清原果耶とのアフレコエピソードなどを披露した。 【写真】中川大志、ドキドキ&楽しみ!『ジョゼと虎と魚たち』TIFFで上映 『ジョゼと虎と魚たち』は、2003年に実写映画化もされた芥川賞作家・田辺聖子の青春恋愛小説を、「ノラガミ」シリーズなどのタムラ監督が劇場アニメ化。幼いころから車椅子生活をしていたジョゼ(声:清原)が、ひょんなことから海洋生物学を専攻する大学生・恒夫(声:中川)と出会い、夢見ていた外の世界へと飛び出していく。 ADVERTISEMENT 中川は冒頭、今回の映画祭で本作が特別招待部門作品に選ばれている事に触れ、「僕自
自身と同い年の恒夫を演じるにあたり、中川は「素の自分に近い、わりとニュートラルなトーンでお芝居させていただきました」と語る。ただ監督からはかなり細かくディレクションが飛んだそうで、「前のテイクと何が違うのかわからなくなりながらも(笑)、絶妙なお芝居をしました。思い返すと自分も、そういう気難しいアニメーション監督の役をやったことがありまして……(笑)」と振り返った。タムラ監督も「アニメーションの監督役を演じるって、なかなかないと思うんですよ(笑)。アニメーションってものすごい人数と時間がかかって作られるものなんですが、中川くんがそれをわかったうえで声を吹き込んでくれたので、すごく幸せなことだと思っています」と、改めて中川への感謝を伝えた。
進行はアニメ評論家の藤津亮太が担当。まずは映画祭のジャパニーズ・アニメーション部門でプログラミングアドバイザーを務める藤津より、今回のテーマとして背景美術を選んだ理由が説明された。藤津は「今、さまざまなアニメ作品で美術への挑戦が起きている実感がある」と述べ、なぜそうなったのかという点について自身の見解を示す。2004年にデジタルカメラの一般家庭普及率が50%を超えたこと、2008年に「Adobe Photoshop CS4」が発売されたことなどをトピックとして挙げながら、背景制作のデジタル化や、実際の風景がアニメに取り入れられるようになった流れをたどった。そして2016年に新海誠監督作「君の名は。」がヒットし、美術が作品の顔として機能すると知られたことも要因の1つに挙げ、現在はアニメの背景でできる可能性が広がってきたのではないかと解説した。
アニメの美術について語った、イシグロキョウヘイ、タムラコータロー、村野佑太、佐藤順一(左から)第33回東京国際映画祭のジャパニーズ・アニメーション部門マスタークラス(シンポジウム)「2020年、アニメが描く風景」が11月7日、六本木アカデミーヒルズで開催された。同部門のプログラミング・アドバイザーを務めるアニメ評論家の藤津亮太氏による司会で、アニメ監督がアニメーションにおける美術(背景)の意義と魅力について語りあった。 登壇した監督は、イシグロキョウヘイ(「サイダーのように言葉が湧き上がる」)、タムラコータロー(「ジョゼと虎と魚たち」)、村野佑太(「ぼくらの7日間戦争」)、佐藤順一(「魔女見習いをさがして」)の4人。各人の最新作の美術の狙いを語りながら、ロケハンや写真によって写実的な美術を描くことができることになった現状と、そこからいかに情報量を減らしたり、絵としての魅力を足したりするかの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く