新型コロナウイルスへの対応を巡り、大阪府幹部が府内の全保健所に「少ない病床を有効活用するために高齢者は入院の優先順位を下げざるを得ない」とメールしていたことが30日、府への取材で分かった。府は誤解を招く内容だったとして、撤回した上で謝罪した。 府によると、健康医療部の医療監が19日に送信した。府は同日の会議で、高齢者施設で治療を受けている新型コロナ患者について、心肺停止しても事前に意思表示があれば心肺蘇生をしないこと(DNAR)の検討を求める方針を確認。その内容を伝えるメールの文面に添えられていたという。