北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU 1(カズワン)」=19トン=が遭難し11人が死亡、15人が行方不明になった事故で、捜索中の船の水中音波探知機(ソナー)に、海中で船体らしき反応があったことが26日、第1管区海上保安本部(小樽)などへの取材で分かった。カズワンから救助要請があった「カシュニの滝」付近沖合の水深約30メートルの海中。1管は現場での潜水調査に着手した。行方不明者の発見も急ぐ。 また運航会社「知床遊覧船」(斜里町)の社長が、荒れた海への出港判断について「私はいけると思った」と乗客の家族らに釈明していたことも判明した。