富士山麓の「ふじあざみライン」で発生した観光バスの横転事故。その背景を取材していくと、2016年の「軽井沢スキーバス事故」と同じ構図が見えてきました。ドライバーは、そのルートを選ばざるを得なかった事情があります。 通行料金の節約のため? 「あざみライン」で事故 静岡県小山町の県道で2022年10月13日11時50分頃、観光バスが横転。ツアー参加者の女性1人が死亡、残り35人が重軽傷を負った交通事故で、運転手の26歳男性が逮捕されました。事故直前に運転手が「ブレーキが利かない」と話すのを添乗員が聞いたと公表されましたが、事故発生の背景は2016年の起きた「軽井沢スキーバス転落事故」とまったく変わらない、と訴える声を聞きました。 ふじあざみラインが通じる富士山須走口五合目(画像:PIXTA)。 「事故が起きた『ふじあざみライン』(以下あざみライン)は、いったん上り坂でバスやトラックを止めてしま
13日昼前、静岡県小山町の県道で観光バスが横転する事故があり、警察によりますと、70代の乗客の女性1人が死亡し35人がけがをしました。 捜査関係者によりますと、逮捕された20代の運転手は調べに対し「ブレーキがきかなくなった」などと供述しているということで警察が事故の状況を詳しく調べています。 午前11時50分ごろ、静岡県小山町須走の県道で「大型の観光バスが横転した」と110番通報がありました。 警察によりますと、このバスには運転手と添乗員、それに乗客の合わせて36人が乗っていて、このうちバスの乗客で埼玉県入間市の枝川恵美子さん(74)が死亡しました。また、35人がけがをし、このうち60代から80代の乗客の女性3人が大けがをしました。 この事故で、警察は埼玉県飯能市の運転手、野口祐太容疑者(26)を過失運転傷害の疑いでその場で逮捕しました。 調べに対し容疑を認めていて、捜査関係者によりますと
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