大学入学共通テストの会場に向かう受験生ら=14日午前、東京都文京区の東大大学入試を乗り越えた元受験生たちに話を聞くと「模試はE判定が続いた」という人も少なくない。それもそのはず、E判定の割合はその大学を志望する受験生のおよそ6割を占めているのだ。 毎年延べ230万人が受験する大手予備校「河合塾」の模試を例に挙げると、A判定は合格率80%以上▽B判定65%▽C判定50%▽D判定35%▽E判定20%以下-といった具合で、15ポイント刻みで、志望大学への合格の可能性を示している。 「合格率20%以下」だと突きつけられるショックが大きいが、志願者の半数以上がE判定だと知れば受け止め方も変わるだろう。各ランクの受験者の分布は均一ではなく、A~Eまで2割ずつ均等に分布していると誤解している人が多い。 E判定が出ると、直ちに志望校を変更するという人もいるが、E判定のなかにもD判定に近いのか、そうでないか