現代社会では通信衛星や放送衛星によって、私たちは豊かな生活を送ることができます。衛星放送番組を日本中で楽しんだり、米国のGPS(全地球測位システム)や日本のQZSS(準天頂衛星システム「みちびき」)からの信号を携帯電話で受信することにより、自分の位置を正確に知ることができるのは、その例です。 一方、これらの衛星は太陽光を反射するため、天文研究用の可視・赤外線望遠鏡では「人工の星」として認識されます。さらに衛星と地上間の通信電波が、電波天文観測に影響を与えることもあります。このような状況から、国立天文台は天文観測環境を維持・保護するための活動を進めており、2019年4月1日に「周波数資源保護室」を設立したところです。 2019年5月24日、米国スペースX社は衛星通信によって世界中にインターネット接続サービスを提供するためのスターリンク(Starlink)衛星群の打ち上げを始めました。第1回目
七尾高の学校祭「七高祭」は31日、同校で始まり、七尾市を舞台とした漫画「君は放課後インソムニア(君ソム)」に登場する天文台が初めて一般公開され、県内外から訪れたファンが「聖地巡礼」を楽しんだ。 君ソムでは同校をモデルとした「九曜(くよう)高校」が登場し、天文台が物語の主要な舞台となる。今年はアニメと実写映画(北國新聞社特別協賛)が放映され、校舎が映画の撮影に使用された。 天文台では5人ずつ中に入って見学し、スーパーサイエンスクラブ天文班の生徒が望遠鏡での観察の様子を説明した。アニメからファンになったという三重県いなべ市の会社員古川隼平さん(32)は「完全にアニメの中に入った感じがした」と興奮気味に話した。 2階の生物講義室には映画の撮影で使用された小道具が展示された。
米領プエルトリコで、崩壊したアレシボ天文台の巨大望遠鏡(2020年12月1日撮影)。(c)Ricardo ARDUENGO / AFP 【12月2日 AFP】米領プエルトリコにあるアレシボ天文台(Arecibo Observatory)の巨大電波望遠鏡が1日、崩壊し、900トン余りの受信機が約140メートル下のパラボラアンテナに落下して粉砕した。同天文台は、映画「007」シリーズの撮影でも使われていた。 同天文台では今年、パラボラアンテナの上につり上げられていたプラットホームを支えていたケーブルのうちの2本が断線。エンジニアからは老朽化を警告する声が上がり、全米科学財団(NSF)は先月、望遠鏡の解体を発表したばかりだった。 現場の写真には、空中にちりが舞い上がる様子が写されている。NSFの広報担当ロブ・マーゲッタ(Rob Margetta)氏はAFPに対し、プラットホームが落下したことを認
2020年1月3日(金)より放送が開始される新TVアニメ「恋する小惑星(アステロイド)」。その登場キャラクターたちが、“天体観測の聖地”と言われる石垣島の星空スポットをナビゲートする石垣島星空案内ブックレットが配布される。 「恋する小惑星(アステロイド)」は、『まんがタイムきららキャラット』(芳文社)で連載中の、Quroによる4コマ漫画が原作。小惑星の発見を夢見る女子高校生と、彼女が在籍する「地学部」の仲間たちの青春を描く物語だ。 幼いころ、とある人物と「小惑星を見つける」という約束をした少女・木ノ幡みらが星咲高校に進学。天文部への入部を希望していたみらだったが、その天文部は地質研究会と合併させられ、「地学部」になっていた。さっそく地学部に入部したみらは、そこで個性的な地学系女子(ジオジョ)たちに出会う…。 今回完成した石垣島星空案内ブックレットは、観光庁による「テーマ別観光による地方誘客
国立天文台の野辺山宇宙電波観測所(長野県南牧村)が財政難となり、来年6月以降は外部研究者による共同利用研究を中止する可能性が高いことが2日、同観測所への取材で分かった。 国立天文台が運営する米ハワイの「すばる望遠鏡」など新型の大型望遠鏡に予算の重点が置かれた影響で、天文台の研究者による観測も含めて休止する可能性があるという。立松健一所長は「じくじたる思いだ。閉鎖せず、国の科学研究費などで継続できるように努力したい」と話し、2022年3月までの共同利用継続を目指している。 野辺山観測所は1982年に開所。電波天文学の発展に大きく貢献した。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く