高額な民間療法か、副作用で苦しむか 私の知人ががんで亡くなった。原発は胃がんだったが、私が会ったときは肝臓とリンパ節に転移していてステージ4だった。ドクターからは「余命は3ヶ月」と言われたそうである。 「コリンエステラーゼ(肝細胞でつくられる酵素)が150を切ると、余命が1~2ヶ月の可能性はあるが、まだ200を超えているから急に悪くなることはないでしょう」 医師にこう言われたというので、私は思い切って、残された3ヶ月をどう生きるつもりなのか、と尋ねた。 60代後半だが、顔はつやつやしていて、今にでも「ちょっと仕事に」と出かけそうな雰囲気だった。 「ステージ4ですから、もう使える抗がん剤はありません。医者から抗がん剤を勧められましたが、どうせ副作用で苦しむだけだからやめました。すると、親戚や友人から『こんな治療法があるからどうだ』って毎日のように勧められるんです。いわゆる民間療法で、値段は目
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