一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶ「ライドシェア」について、野党の国会議員でつくる議員連盟の会合が開かれ、乗客の安全確保に懸念があるなどとして、導入に慎重な意見が相次ぎました。 「ライドシェア」をめぐっては、岸田総理大臣が、先の所信表明演説で、地域交通の担い手不足への対策として課題に取り組む方針を示しました。 こうした中、立憲民主党や国民民主党など、野党の国会議員でつくる議員連盟が27日、国会内で会合を開きました。 この中で、「全国ハイヤー・タクシー連合会」の川鍋一朗会長は「タクシーにはさまざまな法的義務が課され、運転手になるには2種免許の取得など時間やコストがかかる。ライドシェアの前にタクシーの規制を緩和してほしい」と訴えました。 出席した議員からは、 ▽性犯罪のおそれなど乗客の安全確保に懸念があるとか、 ▽運賃の競争が激しくなり、タクシー運転手の労働環境が悪化する可能性も