アメリカ・トランプ政権の2年間の審判とも言える中間選挙。このところ、意外な人物が慣例を破って選挙戦に参戦し、野党・民主党候補を応援するために全米を回っています。この“ある人物”の活動は、民主党にとって吉と出るのか凶と出るのか…。意見は分かれています。 (ワシントン支局記者 栗原岳史) いまからちょうど10年前に行われたアメリカ大統領選挙。この年、初当選したオバマ氏が掲げた合言葉は「change,change,change」。「変革を!」でした。 その前大統領が、2年近い沈黙を破り、帰ってきました。全米各地を行脚し、民主党候補の集会に参加しているのです。 そして、今回の合言葉は「vote,vote,vote」。「投票しよう!」です。 4年ごとに行われる大統領選挙のちょうど間に実施される「中間選挙」は、大統領を選ぶ選挙ではないため、投票率が低いのが実態です。このため、促さなければ投票に行かない
