京都大学数理解析研究所教授を務める望月新一氏が数学界の難問「ABC予想」の証明を行ったとされる論文が、国際的な数学の専門誌である「Publications of the Research Institute for Mathematical Science」(PRIMS・京都大学数理解析研究所刊行)に掲載される見通しであることを、朝日新聞が2017年12月16日に報じた。これまで査読を続けてきたが、早ければ18年1月にも掲載が決まるとしている。 数学界の難問の証明とあって、称賛の声が多く上がっているのはもちろん、望月氏の「圧倒的な」経歴などについても注目が集まっている。 19歳で大学を卒業、32歳で教授に 望月氏は12年8月に自身のウェブサイトで、「ABC予想」を証明したとする論文を公開。「ABC予想」は、整数に関する数学的予想の一つで、長く数学界に屹立する難問とされてきており、当初、望月