●支援企業にメディパル陣営 経営再建を目指す後発薬メーカーの日医工(富山市)は14日、支援企業として国内投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP、東京)と、医薬品卸大手のメディパルホールディングス(HD、東京)の陣営が最適と判断したと発表した。9月末時点で356億2600万円の債務超過に転落したことも公表。来年3月に第三者割当増資を実施し、田村友一社長は増資後に退任する。東証の規定で来年3~4月に上場廃止となる。 【関連記事】三谷産業社長、日医工に「立ち直ってほしい」 第三者割当増資は、JWPが運営する合同会社ジェイ・エス・ディー(ジェイ社、東京)を引受先とし、197億円を調達する。運転資金や設備投資に充てる。増資後、ジェイ社が日医工の親会社となる。ジェイ社にはメディパルHDが出資する。メディパルHDの流通網を活用して販売体制を強化し、品質管理の分野で他社との業務提携を検討する。
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