東京・日野市は、いわゆる「ふるさと納税」を市内で盛んな製造業のPRにつなげようと、寄付に対する返礼の品にパソコンや時計などの工業製品を加えることになりました。 日野市はことし6月から寄付に対する返礼として地ビールなどを送り始めたところ、ここ3か月で寄せられた寄付は80件と、去年1年間の4件と比べて大幅に増えたということです。 こうした中、ものづくりが盛んな日野市をふるさと納税でPRしようと、来月から市内に工場がある製造業の工業製品を返礼品に加えることになりました。20万円以上を寄付すればパソコンや時計が送られるということです。 ふるさと納税をめぐっては、全国の自治体が競い合う状態になっていることから、国は高額な返礼を自粛するよう通知を出しています。日野市は「寄付された金額に見合うお礼の品だと考えている。工業製品をお礼の品とすることで、ものづくりが盛んな日野市のPRにつなげたい」としています