ブログに関する法的対応策に関しては、当コラムでも"コメントの削除要求"や"コメント投稿者の情報開示請求"といったケースを見てきました。今回は、ブログ記事を批判するメールに関するものです。 ブロガーが記事への批判メールに反論したい場合、そのメール自体をブログに掲載しても問題はないのでしょうか。メールが「著作物」にあたるかどうかがポイントとなります(編集部)。 【Q】ブログ記事への批判メール、反論のため公開していい? 私は、個人でブログを開設し、時事ニュースについてのコラムを掲載しています。先日、私のブログ内の記事に関して、記事に対する独自の見解を展開した上で記事内容を批判する内容のメールが私宛に送られてきました。私は、メールをブログに掲載し、きちんと反論を行いたいと考えています。ただ、このようなメールを公開することは著作権法上問題があるとも聞いたのですが、本当でしょうか。 【A】「著作物」に