「インターネット実名制」(本人確認制)が憲法に反するという憲法裁判所の決定が23日出た。これで07年7月、悪質な書き込みによる名誉毀損や精神的衝撃による自殺などの弊害を防ぐために導入されたインターネット実名制が5年ぶりに廃止される。 現在は1日平均利用者が10万人以上のインターネットサイトの掲示板に書き込みをしたり、レスをつける際、本人確認の手続きを義務付けた「情報通信網利用促進および情報保護などに関する法律第44条の51項2号」などに対し、裁判官8人が全員一致の意見で違憲決定を下した。 憲法裁は、「本人確認の手続きを行っていないネットユーザーにネット掲示板への書き込みを禁止しているのは、法制定の趣旨を考慮しても過度な制限を加えるもので、基本権を侵害している恐れがある」と説明した。 同日の決定は、ソン某氏らネットユーザーが本人確認制を規定した情報通信網法の条項が表現の自由を侵害しているとし
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