松坂、中日退団へ “恩人”森SD&友利国際渉外担当退任で決断
復活を遂げた中日・松坂大輔投手(38)の来季年俸をめぐり、球団内で「安すぎる」「高すぎる」と賛否両論の声が巻き起こっている。昨季まで在籍したソフトバンクでは3年間で一軍登板1試合だったが、今季は11試合に先発し6勝4敗、防御率3・74でカムバック賞にも輝いた。3日までに6500万円増の年俸8000万円プラス出来高払いの単年契約で合意。現時点で433%のアップ率はチーム最高で、西山球団代表は「勝ち星はもちろん、営業面での貢献についても加味している」と説明した。 中日の今季主催試合の観客動員は214万6406人で1試合平均3万231人。昨季の201万772人を大きく上回り前年比8・3%増加した。松坂がナゴヤドームで登板した9試合は合計29万7388人で同平均は3万3043人と動員数を押し上げ、関連グッズも数億円単位の売り上げがあったとみられ“松坂効果”で球団に大貢献した。 そのため、来季年俸の
日本野球機構(NPB)は12日、今季の特別表彰を発表した。 史上初の1000試合登板を達成し、今季限りで現役引退を表明した中日岩瀬仁紀投手はコミッショナー特別賞とセ・リーグ功労賞を受賞した。 セ・リーグのカムバック賞には、中日松坂大輔投手が選ばれた。松坂はソフトバンク時代(2014~17年)の4年間で1試合の登板しかなかったが、今季中日でテスト生からはい上がり6勝をマークするなど見事に復活を果たした。 受賞者は以下の通り。 【コミッショナー特別表彰】 ▽特別賞 中日岩瀬仁紀投手(史上初の1000試合登板を達成) 【パ・リーグ 連盟特別表彰】 ▽最優秀監督賞 西武辻発彦監督(監督就任2年目でチームを10年ぶりのリーグ優勝へ) ▽功労賞 西武松井稼頭央外野手(リーグ発展に貢献) 【セ・リーグ 連盟特別表彰】 ▽最優秀監督賞 広島緒方孝市監督(球団初の3連覇、リーグ9度目の優勝) ▽リーグ特別賞
中日が松坂大輔投手(38)と来季契約で大筋合意に達したことが6日、分かった。球団首脳が「日本で交渉することはもうない。代理人も立てずに、メール、ファクスで契約する」と話した。 オフは基本的に米国で過ごしているため、正式契約のためにわざわざ帰国することはなくなった。松坂は17日のファンフェスタ終了後に再渡米。来年のキャンプインまで、米国で調整に専念する見通しだ。 移籍1年目の今季は、日本球界では12年ぶりとなる白星を挙げるなど6勝をマーク。グッズの売り上げアップやナゴヤドームの観客増にも貢献。若手に積極的にアドバイスする姿も見られ、グラウンド内外で存在感を発揮した。 球団はその姿勢を高く評価。来季年俸は今季の1500万円から1億円前後に大幅アップする可能性が高い。(金額は推定)
中日松坂大輔投手(38)が2日、秋季キャンプが行われているナゴヤ球場を訪れた。キャンプ参加は免除されているが、与田剛監督(52)ら新首脳陣にあいさつ。筋力トレーニングやキャッチボールなどで体を軽く動かして、球場を離れた。 来季について問われると、「来年は今年の倍は投げられるようにしたい」と目標を掲げた。今季は森前監督ら首脳陣が体調面を配慮し、登板間隔を空けるなど慎重に起用した。「みんなと同じようにやれるのが一番。変に気を使わせないようにするのが一番だと思っています」と話した。 松坂は今季、中日にテスト入団。11試合に先発し、6勝4敗。防御率3・74の成績を残した。「イチからケア、トレーニングをして、来年に臨みたい」。右肩手術から復活の足がかりを作り、来季にかける意欲は十分だった。
中日松坂大輔投手(37)が日本球界12年ぶりの白星をつかんだ。 粘って6回1失点。3-1のスコアで救援陣につなぎ、逃げ切った。3安打、7四球、1死球、6奪三振、114球の内容だった。中日移籍後では最速の147キロもマークした。 初めてのお立ち台では笑顔だった。「チームが苦しいときにこれだけたくさんの人に来ていただいて、久しぶりの勝利を味わえて、本当に最高です。相手も強いし、僕としてはとにかく自分で連敗を止めてやろうと、初回から飛ばしました」。自身3度目の先発で、中日の連敗を4で止める大きな役割を果たした。 日本での白星は西武時代の06年9月19日ソフトバンク戦(現メットライフ)以来、4241日ぶり。メジャーではメッツに所属した14年6月10日のブリュワーズ戦で勝ったのが最後で、自身4年ぶりの勝利になった。15年から昨年まで3年間所属したソフトバンクでは1試合だけの登板に終わり、勝てなかった
中日・松坂大輔投手(37)のグッズ売り上げが1500万円を超えたことが5日、分かった。 2月の沖縄・北谷キャンプでのグッズ販売の収支が確定。詳細は非公表だが、球団の担当者によると、松坂のグッズ販売額は、平均的な選手の15倍になったという。「沖縄限定サポーターズユニホーム」(6000円)、応援タオル(2000円)などが「再販に次ぐ再販」(担当者)で一時品切れになったほど。楽天戦が行われた3、4日のナゴヤDでも、2日間で用意していた数百枚の松坂ユニホームはほぼ完売。グッズ発売から約1か月で、売り上げは本人の年俸1500万円を大きく超えた。 従来と異なるファン層を開拓した。担当者は「松坂グッズ購買者は『中日ファン』じゃなくて『松坂ファン』。高校時代から応援している方、地元・沖縄の方、それにメジャー時代を知っているのか『DICE―Kのユニホームはあるか?』と尋ねてきた米国人が多かった」と明かした。
中日が松坂大輔投手(37)=前ソフトバンク=の入団テストを行う23日、午前中のナゴヤ球場はフィーバーとは無縁の静寂に包まれた。 ファンに公開されている選手会合同自主トレの開門は通常通りの午前10時。その時点で行列を作っていたのは普段通りの約20人だった。 一番乗りは午前6時30分から並んでいた女性ファン(21)だったが、「目当ての選手は亀沢と近藤。(松坂?)撮れるなら撮れたでうれしいけど…」と、平成の怪物にはあまり興味がない様子。20代の男性ファンも「どうせ非公開だし、見られないんでしょ?」と、サバサバした表情だった。 しかし報道陣は午前10時時点で普段の15倍の約80人が集結。地元ファンとの温度差を露呈していた。 球場には地元テレビ局CBCの中継車も到着。同局は昼の情報番組のTBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!」(月~金曜・後1時55分)を制作しており、この日のテレビ欄では「速報中
プロ20年目のシーズンは中日でスタート ソフトバンクを退団した松坂大輔投手の中日の入団テストが23日、ナゴヤ球場の室内練習場で行われ見事合格し中日入団が決まった。報道陣には完全非公開で実地され、西山和夫球団代表や森繁和監督ら首脳陣が見守る中、ブルペン投球を行った。「平成の怪物」の合否を確認するべく、この日の入団テストには約80人の報道陣が詰めかけるなど注目度の高さを伺わせた。 鳴り物入りで入団したソフトバンクでは右肩の故障に苦しみ、3年間で1軍登板わずか1試合のみ。ソフトバンクからは支配下契約を一度解除し、3軍リハビリ担当コーチの肩書きでチームに留まり、復帰を目指すプランを提示された。だが、あくまでも現役にこだわりを持っていた松坂はソフトバンク退団、他球団での現役続行を目指した。米独立リーグなどの可能性も視野に入れていたようだが、プロ入り時に西武2軍投手コーチだった森繁和氏が監督、西武の先
中日・白井文吾オーナー(89)が20日、ソフトバンクから戦力外通告を受けて退団した松坂大輔投手(37)の獲得に“GOサイン”を出した。 この日、名古屋市内の中日新聞本社で球団の取締役会が開かれ、西山球団代表らから現場が松坂獲得を検討しているとの報告を受けた。会議の内容について白井オーナーは「いろいろ話題になっておりますが、松坂については現在調査しておりますよ、と。よく確かめてから獲るのか、獲らないのか決めたい、考えておるというような趣旨の報告だった」と明かした。 右肩不安からここ3年間で一軍での登板は1試合のみ。それでも「投げておるとか、投げてないとかということはあまり関係ない。現在、どのような状況か、ということだけが問題なわけで。今はもう痛みもないし、普通通りであるということが客観的に分かれば(獲得を)しようじゃないかということになると思いますよ」と前向きに話した。 松坂獲得となれば戦力
中日白井文吾オーナー(89=中日新聞社会長)が19日、ソフトバンクから戦力外通告を受けて退団した松坂大輔投手(37)の獲得検討方針について、否定的な見解を語った。まだ球団から報告は上がってきていない。あくまで調査段階ではあるとはいえ、来年38歳になる年齢やソフトバンクでの3年間で1試合しか投げていないことを理由に、ストレートに懐疑的な目を向けた。 突如として起きた「フィーバー」に驚いた様子だった。水面下で進められてきた松坂の獲得調査。事情を知らない状態で白井オーナーは語り始めた。「売り込みがあったのかもしれんな。調べて結論が出るまで、時間がかかる。そうすると『狙っているのか』という風になる。調べたと言っても、ただ調べただけだ」。あくまで一般論として“検討”や“調査”の意味合いを表現した。 松坂の近年の様子はメディアなどでしか把握していないとみられるが、否定的な言葉を並べた。「年数を経た人は
オープン戦で先発、5回途中まで中日打線を1安打2失点のソフトバンク先発・松坂=3月11日、ヤフオクドームで(小沢徹撮影) 中日がソフトバンクから自由契約になった松坂大輔投手(37)の獲得を視野に入れ、調査していることが18日、分かった。日米通算164勝の実績と全国区の知名度は貴重な存在。15年の日本球界復帰後は3年間で未勝利とはいえ、再生の可能性を見極めた上で最終判断する見通しだ。 竜が「救いの手」を差し伸べる可能性が出てきた。松坂はソフトバンクとの3年総額12億円とされる大型契約が今オフで切れた。リハビリコーチとして現役復帰を目指す打診を断ったのも、現役一本で勝負したいという決意の表れだった。 自由契約となった元怪物の進む道は…。中日には復肩を手助けする環境が整っている。横浜高から西武に入団した99年に2軍投手コーチだったのが森繁和監督。チームメートとして兄貴分だったのが友利結国際渉外担
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