新型コロナ患者の対応に当たる病棟内=19日、浦添総合病院(原國政直さん提供) 沖縄県で新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからない。1定点あたりの感染報告は6月12日~18日の1週間に28.74人となり、25人を超えた。

私が新型コロナ陽性となったのは2022年8月8日。出張先の沖縄県与那国島から自宅のある那覇に戻った数日後のことだった。 37度台の熱と、のどに違和感があった。 買っておいた医療用抗原検査キットを試すと、陽性だった。 当時、沖縄では連日、5000人台の新規感染者が確認されていた。医療体制はひっ迫し、若い人などは医療機関にかからずに自宅療養するよう呼びかけられていたので、ウェブシステムを使って陽性者として登録。家にあった解熱鎮痛剤を飲んで療養した。 感染したこと自体にあまり驚きはなかった。ワクチンは3回接種していたし、感染した同年代の同僚たちも問題なく回復し仕事に復帰していたので、私も数日で回復するだろうと思っていた。
沖縄県の沖縄本島地域では新型コロナ用の病床使用率が100%を超えて、新型コロナ以外の病床もひっ迫し、けがや急病で入院することも難しくなっていて、医師は「私たちにとっては絶望的な状況だ」と惨状を訴えています。 NHKは、新型コロナの感染者の対応に当たっている沖縄県豊見城市の「友愛医療センター」が15日に撮影した映像の提供を受けました。 映像からは、救急患者の処置を最初に行う部屋が新型コロナの患者で埋まり、新型コロナ以外の患者を別のスペースに運ぶ様子や、医師らが対応を相談する様子が見て取れます。 このなかで、医師は救急隊からの電話に対し「ERがいっぱい。入院は約束できない」と本人に伝えるよう指示していました。 病院によりますと、新型コロナ患者向けに確保している病床は16日午後4時半の時点で、 ▽軽症と中等症の24床 ▽重症の4床の、 すべてが埋まっているということです。 コロナ以外の病床もひっ
行動制限のないお盆休みも終盤です。新型コロナウイルスの患者が増えて関東では救急車が足りず、消防車が患者の対応にあたる事態も生じています。多くの観光客が訪れている沖縄では、陽性なのに飛行機に乗って帰路に就く人もいて、困惑が広がっています。 コロナの病床使用率が逼迫(ひっぱく)している沖縄県。14日は95.5%に達しました。沖縄本島では100%を超え、101.3%と危機的な状況です。 友愛医療センター新型コロナウイルス対策本部・西平守邦医師:「病床使用率は100%に近い。救急でスポット的に(患者が)入ると実質的に100%をオーバーするケースも」 沖縄本島にある救急病院。 病院スタッフ:「陰圧室で、新型コロナで呼吸苦を訴えて救急車で運ばれてきた患者の診察をしている」「今、初療ベッドが全部、埋まっている。患者5人、うち4人が陽性になっている」 一般病床や集中治療室も使い、コロナ患者の治療にあたって
新型コロナの感染急拡大を踏まえ沖縄県は21日、対策本部会議を開き、不要不急の外出自粛や会食時の人数、時間の制限など、県民に行動制限を要請することを決めました。 沖縄県内では20日、一日の新規感染者が初めて5000人を超え、21日も5250人と過去最多を更新し、医療提供体制がひっ迫しています。 県は、21日午後、対策本部会議を開き、県民に対する新たな行動制限の要請内容を決定しました。 具体的には、 ▽不要不急の外出自粛や、 ▽会食は4人まで、2時間以内とすること ▽高齢者など重症化リスクのある人は、同居している家族以外の人と会うのを控えること それに、 ▽1000人以上が参加するイベントを開催する際は、感染対策の計画を事前に県に提出することや、アルコールの提供を伴う場合は、時期の変更を検討することなどを求めるとしています。 期間は、7月22日から8月14日までとしています。 さらに、医療提供
浜田海上保安部は、15日の夕方、浜田市三隅町の海でサザエ7個を密漁した容疑で、広島県内に住む3人の男を現行犯逮捕し、17日、浜田区検察庁に送検しました。 浜田海上保安部よりますと、漁業法違反の容疑で逮捕されたのは、広島市在住の自営業の男(24)と、広島市在住の従業員の男(23)、広島県三原市在住の従業員の男(27)の計3人です。 3人は、15日の午後5時から午後6時30分過ぎまでの間に、浜田市三隅町折居の海岸の岩場付近でサザエ7個を許可なく採捕した疑いが持たれています。 例年夏場は、密猟者が増えることから浜田海上保安部で、海上パトロールを強化し行っていたところ、シュノーケルと水中眼鏡をつけて、潜ったり浮かんだりしている3人を署員が発見。 職務質問を行ってクーラーボックスの中身を見せるよう3人に求めたところ、拒絶し車で立ち去ろうとしたため、現行犯逮捕したということです。 浜田海上保安部により
診察まで「5時間待ち」と掲示している=4月29日、南風原町の南部医療センター・こども医療センター 新型コロナ感染者の増加に比例して4月中旬から救急外来の受診者が急増している。発熱やせき、咽頭痛と多くは軽い症状で、中にはPCR検査だけを希望する人もいるという。医療現場は職員の感染や濃厚接触で欠勤者が増えており、人員不足に陥っている。医療従事者らは「必死で対応しているが、ひっ迫する期間が長すぎる。大型連休を持ちこたえられるか」と、不安と徒労感を抱きながら対応に奔走している。 沖縄県南風原町の南部医療センター・こども医療センターは受診まで5時間待ちの状況で、ホームページにも掲示している。それでも連日、受診者が途絶えない。 駐車場に並ぶ車の中では、倒したシートに横たわり、受診を待ち続ける人の姿がある。 同センターの救急外来受診者は通常60~70人ほどだが、4月半ばからは平日は百人を超え、土日は従来
沖縄県の玉城デニー知事は7日、記者会見を開き、新型コロナウイルスの県内の感染状況について「第7波に突入したものと認識せざるを得ない」と述べた。今後も感染拡大が続けば、まん延防止等重点措置の要請を含む強い措置を検討していくという。 沖縄県内の7日の新規感染者数は1355人で、3日連続で1千人を超えた。県の集計によると、病床使用率は38・1%(7日時点)で、1週間前から約15ポイント上昇した。直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は513・36人(6日時点)で、全国最多が続いている。 増加の要因について、玉城知事は、オミクロン株の別系統でより感染力が強いとされる「BA.2」への置き換わりが急速に進んだことをあげた。県内の新規感染者の抽出検査で、「BA.2」の割合は4月の第一週時に35・4%となり、前週の2倍となった。 玉城知事は「全ての年代で増加傾向にある。残念ながら5月の連休は、外出な
3月24日、沖縄県は、オミクロン株に対応した濃厚接触者の特定と行動制限について、新たな考え方を発表しました。 地元紙では、あっさりと「県が濃厚接触者を特定するのをやめた」と報じられており、不安を感じられた方もおられたのではないかと思います。 もう少し丁寧に説明しますと、沖縄県は、濃厚接触者の特定をやめたのではなく、同居家族、医療機関、社会福祉施設に限定したのですね。一方で、一般の事業所、学校、イベントなどでは濃厚接触者を特定することをやめました。 なぜか・・・ それは、濃厚接触者の範囲について、「手で触れることの出来る距離で、必要な感染予防策なしで患者と15分以上の接触があった者」(国立感染症研究所:新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領)とする妥当性が、もはや失われているからです。 沖縄県では、今年1月と2月の2か月間に5万人の感染者を診断しましたが、感染者1人あたり
県民に感染防止対策の協力を求める玉城デニー知事=3日、県庁(代表撮影) 玉城デニー知事は3日、沖縄県庁で緊急会見を開き、新型コロナウイルスの感染が高止まりを続けていることから、まん延防止等重点措置の適用を再び政府に要請することを視野に入れていると明かした。県が同日発表した県内の新規感染者数は996人だった。 【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況 玉城知事は主に家庭を通じて子どもたちに感染が広まっているとして「感染者の数が若干リバウンドしつつある。ここで急拡大することになると、急ブレーキを踏まなければならないことも想定される」と述べ、改めて感染対策の徹底を呼び掛けた。 玉城知事は、家庭内感染の経路として、10歳未満は幼稚園や保育園、10代では課外活動や交友関係から、30代では職場での飲食から広まっていると説明した。 玉城知事は、3日に利用を再開した県民の県内旅行を促進する「おきなわ彩発見キ
新型コロナ対策のまん延防止等重点措置をめぐり、岸田総理大臣は17日夜、記者会見で、大阪など17道府県は来月6日まで延長する一方、沖縄など5県は解除する方針を明らかにしました。 また来月から水際対策を段階的に緩和する方針を表明しました。 この中で岸田総理大臣は、新型コロナへの対応について「諸外国での知見の蓄積も含め、オミクロン株の科学的性質がだいぶ明らかになってきた。全国的にオミクロン株の感染拡大のペースは落ち着き始めているが、慎重さは堅持しながら『第6波の出口に向かって徐々に歩み始める』次のフェーズへと段階的に準備を進めていくべきと考えている」と述べました。 そして、まん延防止等重点措置について、今月20日が期限の大阪など16道府県と27日が期限の和歌山は来月6日まで延長する一方、沖縄や山口など5県は20日の期限をもって解除する方針を表明しました。 また、新型コロナワクチンの3回目の接種を
多様な要因により生じる新型コロナウイルス死者・重傷者の都道府県格差を、「政治」のみに帰するような表現は適切ではないですよ。データを扇動に利用しているように見えます。 https://t.co/knxchjy16e
減少に転じた沖縄県の流行 沖縄県では、1月以降の第6波において3万人を超える感染者を認めています。極めて大きな流行でしたが、1月中旬をピークとして減少へと転じています。 ただし、いまだ高齢者における感染が持続しているため、その減少速度はゆっくりとしています。このあたり、ワクチン接種で高齢者が守られていて、おおむね若者の増減で終わった第5波とは異なる動態です(若者は急速に増えて、速やかに減ります)。 たしかに、オミクロン株が主流となってからは、ほとんどの若者は軽症で推移しています。しかし、80歳以上が感染すると3割以上が入院を要する状態となっており、いまだ高齢者にとっては脅威の感染症と言わざるを得ません。 筆者作図 ウイルス性肺炎もありますが、基礎疾患の増悪や細菌性肺炎の合併を多く認めています。インフルエンザがそうであるように、高齢者は合併症に苦しまれているのです。少なくとも、「コロナが軽症
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供) 沖縄県は29日、新たに979人(前日1073人)の新型コロナウイルス陽性を確認したと発表した。5日ぶりに1000人を下回った。2週前の土曜日には過去最高の1829人が感染したが、それよりほぼ半減、前週土曜日の1313人より300人以上減った。累計は8万1510人。 在沖米軍関係は225人の新規陽性者を確認したと報告があった。先週、先々週の土曜日も200人台。米軍関係者全体の人数は沖縄県民の約30分の1とみられ、依然として高止まり状態が続いている。累計は9505人。 ▼【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況 前日時点での直近1週間の人口10万人当たり新規陽性者数は503.93で全国3位。昨日27日に1カ月ぶりにワーストを脱し、3日連続で3位となったが、依然として極めて高い数値になっている。1位は東京都の652.05、2
ピークアウトをどう捉えるかにもよりますが、南アフリカやイギリスのロンドンのように、「集団免疫(※)」一過性に人口内でできあがることによって減ってきたかというとそういう状況ではありません。それが一番重要です。 ※集団の中で免疫を持つ人が増え、免疫を持たない人も含めて人口レベルで守られる状態。 相当の規模の流行にならないと集団免疫はできませんが、沖縄はまだ流行が始まったばかりです。今、感染者の増加が一度止まったかのように見えているのは、一過性にクラスターが急増したのが止まったのか、あるいは検査が追いついていないのか、など様々な要因が考えられます。 今の時点で、沖縄ではまん延防止等重点措置が出ていますが、20代の感染が止まっているかといえば、そんな状況ではないと聞いています。 沖縄では検査が追いついていない状況もありそうです。今後、これ以上に軽症の新規感染者数が増えるとなると、いつかは自分で検査
沖縄県は18日、新たに1443人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。 県内で確認された感染者は合わせて6万9069人になりました。 また、アメリカ軍から沖縄県に対し、新たに121人の感染が確認されたと連絡がありました。
沖縄県は17日、新たに530人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。 県内で確認された感染者は合わせて6万7626人になりました。 また、アメリカ軍から沖縄県に対し、新たに31人の感染が確認されたと連絡がありました。
沖縄県は16日、新たに10歳未満から90代までの男女1226人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。 先週の日曜日から約2割(307人)減少した。前週の同じ曜日に比べて、新規感染者が減少するのは昨年12月19日以来、約1カ月ぶり。「第6波」に入ってからは初めてだ。
東京の新型コロナ重症者数は13日、都の基準では4人でしたが、国の基準では224人となっています。国の基準では、1カ月前と比べて20倍近く増えています。 東京と同じ基準で発表している沖縄は、県の基準で重症者はゼロですが、国の基準では35人でした。 都の基準では、人工呼吸器やECMOをつけた患者を重症者としています。国の基準では、それ以外に集中治療室での管理が必要な患者も含むことになっています。 人工呼吸器はつけていないのに、集中治療室にいる患者はどんな症状なのでしょうか。 順天堂医院・比企誠医師:「集中治療室で血圧のこと診ながら、透析が必要などの患者。(他に)人工呼吸器一歩手前だが、肺炎は広い範囲にあって、いつ何どき人工呼吸器になってもいいけど、高流量の酸素で対応しているとか、そういう患者さんが国と都の基準のギャップのところに当てはまってくるかと思う」 基準は統一すべきではないかとの議論は1
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く