11月15日より各サービスで配信がスタートした『サマータイムレンダ』。「自分の“影”を見た者は死ぬ」という謎めいた伝承をめぐり、時を駆け抜けるSFサスペンスが完結を迎えた今、渡辺歩監督に、二度と戻らない「あの夏」を語ってもらった。インタビュー前編は作品との出会いやロケハンの思い出、作品を彩る楽曲について。 ――作品との出会いを教えてください。 渡辺 プロデューサーである児島宏明さんの紹介です。彼は面白いマンガへの嗅覚がすごい。常日頃から注目作を教えてもらっているんですが、そのひとつが『サマータイムレンダ』でした。当時はまだ何の確約もなかったのですが、いち読者として大ファンになりまして。アニメ化決定には時間がかかるので、途中でもう自分のところには来ないとあきらめ、悔しいから忘れようとマンガをしまい込んだほどです。だから、制作が決まったときは本当に狂喜乱舞して、すぐに引っ張り出しましたよ(笑)
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