田中真紀子文部科学相が秋田公立美術大(秋田市)など3大学の新設をいったん不認可と判断した問題で、田中文科相は9日、閣議後の記者会見で「関係者にご心配、ご迷惑をかけ心からおわびします」と述べた。野党から罷免を含めた政治責任を追及する声が出ていることについては「国会審議の中で進むと思います」と述べるにとどめた。 田中文科相は、不認可判断につながった大学設置認可制度改革について「議員立法でやりたかったが、かなりのエネルギーと時間がいる。いろいろご迷惑をかけたし、混乱もあったと言われれば、そうかもしれないが、やはり(認可の)権限を持っている中で発信することの方が結果として良かった」と釈明。「ハードランディングと批判されるかもしれないが、それを甘受しても、やはり見直さないといけない」と改めて改革の必要性を強調した。 7日に今回の騒動について「逆にいい宣伝になって4、5年間はブームになるかもしれない」