野田首相、増税先送りを否定=復興債償還10年が基本−参院予算委 野田首相、増税先送りを否定=復興債償還10年が基本−参院予算委 野田佳彦首相は28日午後の参院予算委員会で、東日本大震災の復興財源確保のため政府・民主党が決定した総額9.2兆円の臨時増税案に関し、「いずれ増税すればいい、経済がよくなってからやればいいということでは、復興債償還の道筋を明らかにすることにはならない」と述べ、増税時期の先送りを否定した。自民党の礒崎陽輔氏への答弁。 政府・民主党は27日、2012年4月から法人税、同10月からたばこ税、13年1月から所得税をそれぞれ増税する案を決定。首相の答弁は、これらを方針通り実施する考えを示したものだ。 礒崎氏は、復興債の償還期間について政府・民主党が10年を基本としていることに関し、「建設国債と同じ60年にすれば、今すぐ大増税を行う必要はない」と指摘。これに対し、首相は「財