提言・オピニオン 拙著『生活保護から考える』が第2刷になったのを機に、内容の一部をご紹介したいと思います。 関連記事:27ヶ月かかりましたが、増刷になりました! 安倍政権の発足以来、生活保護基準の引き下げや生活保護法の改悪など、生活保護を利用している人の暮らしや権利を脅かす政策が続いています。 また、地方自治体レベルでも、兵庫県小野市の「福祉給付適正化条例」や、大分県別府市でのパチンコ店調査・保護の支給停止など、生活保護などの福祉制度利用者の「素行」をことさらに取り上げて監視をしていこうという動きが強まっています。 関連記事:パチンコで生活保護を停止した別府市の「罪と罰」|生活保護のリアル~私たちの明日は? みわよしこ|ダイヤモンド・オンライン こうした動きの背景には、自民党に根強い「人権制限論」があります。 自民党の生活保護に関するプロジェクトチーム座長を務めていた世耕弘成参議院議員は、