法人税約6900万円を脱税したとして、東京国税局がともにゴルフイベント企画会社の「B.COM」(東京都北区)と「Blue Water」(港区、解散)の2社と、2社の代表の大原信人氏(37)(港区南麻布)を法人税法違反の疑いで東京地検に告発していたことがわかった。告発は6月29日付。 東京国税局 関係者によると、大原氏は2017年12月以降、2社を含むゴルフイベント企画会社計3社を経営し、著名な女子プロゴルファーを招いた交流イベントの運営を受託するなどして多額の利益を上げた。この際、取引先にグッズ製作を委託したとする架空の外注費を計上するなどの手法で、21年5月にかけて計約2億9000万円の所得を隠し、3社の法人税計約6900万円を脱税した疑い。 大原氏は元電通社員で、19年2月に同社を退社するまでゴルフイベントの企画を担当していたという。隠した所得は株の購入などに充てたとみられる。読売新聞