衆院補選候補の応援に駆けつけた小池百合子都知事。左は二階俊博自民党幹事長=2016年10月11日、東京都豊島区(納冨康撮影) 自民党の二階俊博幹事長は5日午前の記者会見で、来年夏の東京都知事選に小池百合子知事が立候補した場合、全面的に協力すると発言したことに関し「他に選択肢があるか。自民党が候補者を立てて党を挙げて大騒ぎしても勝てるのか」と述べ、小池氏支持の姿勢を改めて示した。「(前回の都知事選も)小池氏に勝てる候補を出せなかった。誰か今準備しているのか」とも語った。 小池氏は平成28年の都知事選で自民党の推薦候補を破って初当選。翌年の都議選で地域政党「都民ファーストの会」を率いて自民党を惨敗に追い込んだ。 自民党内に遺恨が残る中で、二階氏は4日、小池氏が次期都知事選に立候補したときの対応について「全面的に協力するのは当たり前」と述べた。党都連内に発言撤回を求める声も出ているが、対決姿勢を