米ニューヨーク市では、ウーバーなどライドシェア会社の台頭がマンハッタンの交通渋滞を招いている。これまで以上に多くのタクシー運転手らが先を争って通勤客や居住者、観光客を獲得しようとしているためだ。ライドシェアの台頭はタクシー業界への大打撃を意味するものでもあり、運転手の自殺はここ7カ月で6人に上っている。 3年前、ニューヨークのデブラシオ市長は交通渋滞への影響を分析するため、ウーバーの成長を抑制する一時的制限導入を目指したが、同社が多額のテレビ広告を打ち、ロビー活動を展開したことから、市議会はその案を廃案とした。当時、ニューヨーク市街を走るアプリベースの輸送車両は1万2600台だったが、現在では8万台に増加。1カ月当たり2000台増えたことになる。 こうした急増を受け、タクシー運転手は生計が立たなくなり、交通渋滞で市内の経済活動に多大な損害が生じている。2期目に入ったデブラシオ市長は、これら
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