部下に対してパワハラを行ったなどとして、県警は25日、県警留置管理課の男性警部補(50)を減給100分の10、6月の懲戒処分とした。警部補は同日付で依願退職した。 県警監察官室によると、警部補は2020年3月~今年4月ごろ、部下の30代男性巡査に対し、容姿をやゆするような発言をしたり、巡査が持参した愛妻弁当に「ごみみてーな弁当だな」などと暴言を吐いたりし、精神的苦痛を与えるパワハラ行為をした。 さらに、警部補は17年11月~今年4月ごろまで、被留置者の予備の弁当を許可なく計数百食、食べた。 今年4月、職員に個別面談を行った際、規律違反やパワハラが発覚したという。警部補は「組織に迷惑をかけてしまった」と話している。 荻野長武主席監察官は「県民の信頼を損ねる行為であり遺憾。業務管理および指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。