年明け4日、ユーロ建て欧州株取引が一斉にロンドンを離れた。「見事なオウンゴールだ。英国は強固な地位を築いていた欧州株取引を失いつつある」。英証券取引大手アクイス・エクスチェンジの最高経営責任者(CEO)、アラスデア・ヘインズは米ブルームバーグテレビで断言した。同社では99.6%が仏パリの施設に流れた。前英首相のテリーザ・メイは2020年12月30日、議会下院で、英経済の8割を占めるサービス業
イギリスは31日、47年間にわたって加盟してきたEU=ヨーロッパ連合から離脱します。2016年の国民投票以来、イギリスでは、離脱の条件などをめぐる激しい議論によって政治や社会が混乱しましたが、離脱が実現することで大きな転換点を迎えることになります。 しかし、去年12月に行われた総選挙で離脱の実現を主張するジョンソン首相率いる与党・保守党が圧勝したことで、混乱が続いてきた議会の審議はスムーズに進み、離脱関連の法案が今月可決されたことで離脱に必要な手続きは終わりました。 この結果、イギリスは前身であるEC=ヨーロッパ共同体を含めると、47年間にわたって加盟してきたEUから31日午後11時、日本時間の1日午前8時に離脱します。 ヨーロッパでは、1985年にデンマーク領のグリーンランドがECから離脱したことがありますが、加盟国の離脱は初めてで、発足以来、拡大を続けてきたEUにとっても正念場となりま
ベルギーの首都ブリュッセルにある欧州議会で、ブレグジット協定案の承認後、手をつないで別れの歌を合唱する議員ら(2020年1月29日撮影)。(c)Francisco Seco / POOL / AFP 【1月30日 AFP】欧州議会(European Parliament)は29日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)協定案を承認した。議場では議員らが別れの歌を合唱するなど、感情的な光景が繰り広げられた。 英国は、時にぎこちない状態に陥りながらも、半世紀にわたりEUの一員としての立場を維持。直近の約3年間は緊迫した離脱協議を続けてきたが、ベルギー時間の2月1日午前0時(日本時間2月1日午前8時)、ついにEUを離脱することとなる。 欧州議会の議員らは賛成621、反対49で離脱協定案を承認。英国は今後、EUの各組織から離脱するものの、今年末までの移行期間中はEUの規則の大半に
[ブリュッセル 28日 ロイター] - 欧州連合(EU)のトゥスク大統領は28日、英国の欧州連合(EU)離脱期限を来年1月31日まで延期することでEUが合意したと表明した。 大統領はツイッターに「EU27カ国は、英国が求めたEU離脱の2020年1月31日までのフレクステンション(柔軟な延期)を受け入れることで合意した」と投稿。EU首脳会議は開催せず、文書を通じて正式決定するとの見通しを示した。 今後、EUは英国からの返答を待つ。英国の返答から24時間以内であれば、加盟国政府は延期を拒否できる。加盟国が拒否しなかった場合は離脱延期が正式に決まる。 外交筋は「明日には(離脱延期を)正式決定できる」と述べたが、別のEU当局者は正式決定が30日までずれ込む可能性があるとの見方も示した。 関係筋によると、延期には(1)離脱協定案の再交渉はしない(2)EU諸国がEUの将来について英国抜きで協議すること
ジョンソン首相は結果を受け、「離脱関連法は保留する」と述べた。EU側が離脱期間の延期についてどう判断するかを待って、再審議するか廃案とするかを決める。ジョンソン氏は「合意なき離脱への備えを加速しなくてはならない」とも述べ、10月末離脱にこだわる姿勢も示した。 一方で、英政府は法律に基づきEUに離脱期限の延期を申請している。EUのトゥスク大統領は22日の英議会の決定を受けてツイッターに投稿し、「合意なき離脱を避けるため、EU加盟27カ国に英国の申請を受け入れるよう呼びかける」との考えを示した。 22日の英下院では、EU離脱関連法案の大枠での賛否も審議され、賛成329、反対299で可決された。関連法を成立させれば合意なき離脱を避けられるとの見方もある。英BBCによると、最大野党・労働党の19人の議員が賛成に回った。 だが、続いて行われた議事進行動議は308対322の僅差で否決された。通常なら数
イギリス議会は、政府がEU=ヨーロッパ連合と合意した離脱の条件について、承認するかどうかの採決を先送りしました。ジョンソン首相は今月末の離脱期限の延期をEUに要請することが義務づけられていますが、期限通りに離脱する姿勢を崩しておらず、議会は週明けからまたも紛糾する見通しです。 しかし、それに先立って超党派の議員が離脱に関わる国内法の整備を優先させる修正動議を提出して可決され、もともと予定していた採決は先送りされました。 ジョンソン首相は、19日までに離脱条件について議会の承認が得られなければ、EUに離脱期限の延期を求める書簡を送ることが義務づけられています。 これについて、トゥスク大統領は、19日夜、ツイッターで、ジョンソン首相から延期を求める書簡を受け取ったことを明らかにしました。 ただ、ジョンソン首相は、「離脱期限の延期についてEUと交渉することはない」と議会で述べていて、今月末に予定
欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のユンケル委員長は、英国とEUが新たなブレグジット(英国のEU離脱)合意に達したと明らかにした。写真は1月28日、ロンドンで撮影(2019年 ロイター/Hannah McKay) 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のユンケル委員長は、英国とEUが新たなブレグジット(英国のEU離脱)合意に達したと明らかにした。 ユンケル委員長は「意思があるところに合意がある。われわれはそれを達成した。これはEUと英国にとり、公平でバランスのとれた合意で、解決策を見つけるというわれわれの決意の証である。わたしは、(EU首脳会議に)この合意の承認を勧告する」と述べた。 ジョンソン英首相は同日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)に関する新たな「素晴らしい」合意をEUととりまとめたと表明し、議員に対し19日の下院での特別審議で合意を承認するよう呼び掛けた。
英マンチェスターでの会議の会場に到着した同国のボリス・ジョンソン首相(2019年10月1日撮影)。(c)Ben STANSALL / AFP 【10月2日 AFP】(更新)ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)英首相は2日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)に関する新たな協定案を提示する。英首相官邸が明らかにした。新協定案は「最終提案」となり、代替案は合意なき離脱となるという。 首相官邸によると、ジョンソン氏は与党・保守党がイングランド北西部マンチェスターで開いている年次党大会の閉会演説で、「公正かつ合理的な妥協」の詳細を提示する予定。 ブレグジットの期限はわずか30日後の今月31日に迫っている。ジョンソン氏はこれに先立ち英BBCテレビで、自身の政権がEUに「非常に良い案」を「間もなく」提出すると述べていた。 ジョンソン氏は、新たな協定案にアイルランドとの国
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